本日、京都鉄道博物館でEF200形電気機関車とシキ800形大物貨車のお別れセレモニーが行われました。
かたや、EF66形の1.5倍という大出力を誇りながら、地上設備の整備が進まず本来の性能を発揮できなかった不遇の機関車。
かたや、その積載物の特殊性から深夜の走行がほとんどで、その姿を目にすることがむずかしい貨車。
どちらもなかなか注目されにくい存在でした。
今年に引退後、京都鉄道博物館で期間限定展示が行われていましたが、関係者が「こんなに多くの方が来られるとは思わなかった」と驚くくらい、最終日まで人が絶えませんでした。
最後は、JR貨物の社員さん有志がJR貨物の社歌「春夏秋冬」や「いい日旅立ち」を演奏するなか、関係者や大勢の人たちに見送られ、静かに去っていきました。
今までお疲れ様でした。ゆっくり休んでね。
シキといえば、このムカデの足のような車輪。
今後は、シキ610などの活躍にも期待です。