検査当日・・・私はまだ、決めかねていた。(往生際悪い)
本当は、8割方やっぱり麻酔をやってもらおう❗️と思っていた。
しかし、それでも例の如く検索しまくりだった私が固まった一文。
『麻酔の方が痛かった』
なぁにぃぃぃ〜〜‼️
そこから思考回路停止。
やっぱり麻酔無しでやろう❗️と180度方向転換。
とはいえ・・・、やっぱり、先生と相談して決めよう。←ヘタレ
ガチガチに緊張しながら、いざ病院へ。
車の中では、気楽に歌なんか歌ってる旦那にイライラ。
「◯◯(旦那)はいいよな!!
1ミリも痛いことないんだから!!
はぁ〜。なんで女だけこんな目に・・・。」
急に矛先が自分に向いてびっくりしている旦那。
「男なんか普段からなんの役にも立たないんだから、こんな時くらい役に立てばいいのに。
十月も重いお腹で苦しみ、つわりにも耐え、壮絶な痛みの出産もして、乳腺炎のリスクを背負いながら痛みと寝不足にも耐えておっぱいをあげたり、とにかく全て女だけ痛いやんけ!!」
旦那は大人しく「そうだね。」という感じで聞いているが、それはそれで他人事みたいだな!と苛ついてくる。
しかも、これからの恐怖でパニック状態の私は止まらない。
「お前も痛がれ!!」←無茶ぶり半端ない
「せめて羊水検査くらい、お父さんの方のお腹を刺したら赤ちゃんのDNAが分かります、的な事にしろ!!」
と、全ての不安をぶつけていたら、病院へ着いた。(旦那の拷問時間終了)
もう観念するしかない・・・😱
重い足を引きずって、産婦人科がある階へ・・・。
そこは、りーちゃんがNICU とGCU を経て最終的に預かってもらっていた新生児室がある所。
懐かしいような思い出したくないような複雑な気持ちで歩いていると、声をかけられた。
それは、あの看護師長さんだった。
「◯◯さん!!久しぶり。
今日来るって聞いて、楽しみにしていました。」
「お子さんができたんですってね。本当におめでとう。」
一通りの会話を終えると、もうりーちゃんに釘付け。
「りーちゃん!とにかくりーちゃんに会いたくって。あらー!大きくなってーー!!」
「抱っこしてもいいですか⁈」
興奮気味でりーちゃんを抱っこして、頬擦りしたりくるくる回ったり。
どんだけ可愛がってくれるんだ。
本当に世話になった看護師長さんだけに、とても嬉しかった。
「もう、ずっとりーちゃんに会いたくって。
お母さん、ここだけの話なんですけど。
本当は、こんな事したらダメなのかもしれないですけど。」
急に真面目な顔になる看護師長。
「うちのナースステーションにある全てのパソコンの画面、ずっとりーちゃんなんです!!」
え?
「勝手にごめんなさいね。
でも、りーちゃんが退院してからも、ずっとこのままにしてあるのよ。
可愛くって可愛くって。」
看護師長の話を聞いて、なんだかジンときた。
私がもがき苦しんでいた時、こんなに大きな愛情でりーちゃんを包んでくれていた人がいたという事。
本当に心から感謝したい。
りーちゃん、よかったね。
しかし、そんなほんわかした空気も、私を呼びにきた看護師の声で一変。
そうだ、今から腹を刺されるんだった!!
私は、この時に引っ立てられたので(←罪人か!)、その後のことは旦那から聞いたが
看護師長さん、このままりーちゃんを拉致。
「みんな(看護師さんたち)に見せてあげたい。
みんなも会いたいって言ってたから、連れていっていいですか⁈」
と、旦那に許可を取り、新生児室や、果てやNICU 、GCUまで連れて行ったらしい。
え?
(逆に)いいんですか??笑
私としては、
やっぱりりーちゃんがこんなにたくさんの方に愛されていたんだ、と感じられたので、とてもありがたく嬉しかった一件だった。
入院していた頃のりーちゃん。↓