前節、岡山との上位の激戦を1-0で制したエスパルス。
ホームに栃木を迎え撃ちます。
スタメンは
権田、高橋、山原、ジェラ、原、カルリーニョス、ブラガ、宮本、矢島、中村、北川。
サブは
沖、北爪、吉田、西澤、松崎、西原、タンキ。
乾選手はベンチ外ですね。
まだかかるのでしょうか。
連戦が続く中、ここで勝点を固めておきたいところ。
西原選手、タンキ選手なとが早い時間から出られるような余裕のある展開に持ち込みたい。
そして、ここ数試合すっかりエースの輝きを取り戻しつつある北川選手の得点は生まれるのでしょうか。
カルリーニョス選手とのホットラインで、どちらでも得点が取れるのならより勝点は現実味を増します。
試合は、いきなり動きます。
前半5分。
ゴール前でポンポンポンとパスを繋いで、わちゃわちゃと人が入り組んだ状態。
最後ボールを受けた矢島選手がフリーでシュート。
重心がやや後ろの状態で放ったシュートは、狙い通りにゴールの左上。
パスっと決まります。
電光石火の先制点。
ゴール裏は、これで楽勝か…というムード。
前半8分。
次はブラガ選手が決めます。
パスの抜け出しからボールを持ったブラガ選手が、スルスルっと入ります。
そのまま、シュート。
これまた見事にゴール左上。
栃木のキーパーの反応の上をいく、見事なゴールで追加点。
こんなに早い時間帯に、2-0とは。
浮かれムードになってしまうのは仕方ないか…。
このあとしばらくは、面白いようにパスが繋がってボールを回していましたね。
これが、気の緩みに繋がっていたのかも。
3-0になるのも時間の問題だろう…という中で、危なげなくボールを支配していたエスパルス。
前半24分に、相手のシュートがディフェンスに当たってゴールに吸い込まれます。
これで2-1。
この1点で、栃木が息を吹き返します。
吉田選手に代わってスタメンとなった、原選手のいるところが活性化しなくなります。
すると相手の激しいプレイもあり、次第に押し込まれるように。
何とかハーフタイムまで持ち込みました。
ここで修正したいところですが、今日は難しかったですねぇ。
1点差のまま、試合時間は少しずつ進んでいきます。
危ないシーンも、ちらほら。
それでも、選手を交代しながら後半34分。
栃木が中盤で、横に大きなパス。
ここにまっすぐ走り込んだ山原選手。
ボールをカットすると、一気に敵陣へ。
キーパーと一対一になると、そのままシュート。
これがズドン。
欲しかった追加点が決まって、3-1。
大きな大きなゴールが決まりました。
2-2になってもおかしくない展開の中で、試合を決定付ける3点目を奪った山原選手。
まさにMVP級。
栃木の戦意をくじく、見事なゴールでした。
こうなれば、あとは余裕の展開。
新戦力をフィットさせながら、クローズにかかります。
後半42分には松崎選手の股抜きゴールも飛び出して、スコアを4-1とします。
そして試合終了。
見事に勝利を収めた清水、首位の座を死守。
2位の長崎が引き分けたので、勝点差は3に広がりました。
今シーズンホーム最多の17400人に、勝利を届けることが出来ました。
試合のたびに課題は出てきますが、乾選手抜きでも勝ち切る力を身に付けつつあるエスパルス。
ヒーローインタビューは、山原選手でした。
兜をかぶっていましたね。
そして、勝ちロコ。
次はアウェイ群馬戦。
連戦を、勝ち切りましょう。