自律神経というのは、文字通りに、体が自律的に働く神経です。
言い方を変えれば、自動的に動いているということで、
私たちの意思とは関係ありません。
具体的には、自律神経は呼吸や体温、血圧、心拍、消化、代謝、排尿・排便など、
生きていく上で欠かせない生命活動を維持するために24時間365日、
休むことなく働き続けています。
逆に言えば、自律神経が不調になると、
生命活動が維持できないということですね。
運動神経と自律神経の大きな違いは、意思によって動かせるかどうかです。
運動神経は自分の意思で動かすことができますが、
自律神経は動かすことができません。
交感神経が優位になると緊張から体調を崩しやすくなる。
逆に副交感神経が優位になりすぎると、弛緩してしまいます。
リラックスしている状態というのも体感するだけで、
簡単には数値化できません。
リラックスしていても、急な外部刺激で
緊張状態に陥ることもあります。
自律神経を測る方法は、ストレス検査となり、
心電図や脈拍、鳥肌反応などがあります。
強いストレスで反応をする検査ですから、
リラックスをすれば、自律神経が良好になるということでしょうか。
いわゆるノウハウはないので、治療家としても難しい課題ですね。