身もふたもないタイトルだが、この本が売れているって、日本も捨てたもんじゃないよね。
てか、もう今の日本、学者さんより一般人の方々の方がアカデミックなんじゃないのか?




中公新書、久々にようやった。
「ゆる言語ラジオ」だっけ、あれファン多いよね。売れるのもわかるかも。

かなり大雑把に言えば、言語の基盤は身体性にありと。
だよなぁ、いつだったか、怪獣の名前はガ行が多いとかって話題になったけれど、ガって発音しただけでもうそこにある種の緊張、何か禍々しい感じが出てくるわけね。
それがさあ、日本語だけじゃなかったっていうのがびっくりだよね。とにかく例が豊富でわかりやすいのよ。
で、もちろんそういうオノマトペだけで成り立つほど言語って単純じゃなくて、なんだ?アブダクション推論?ま、なんでもいいけれど要するに推論する能力が備わっていると、これすなわち人間ってことね。

何か頭良くなった気がする。
このネタで蘊蓄語りてえが、またウザがられそうやな。
ま、もう還暦やし、めっちゃウザい老人なったるわ~

思った以上に話題になっていて、今更なリコメンドなのだけれど、知的なツボを刺激されたい方には確かに断然オススメっす。