憂国という言葉があるが、この酷暑はもう憂星だよね。
こう暑いと身も心もボケる。
先日の東京出張時。
私の好きな淡麗系の醤油ラーメンに、そこそこ腹が減っていたのでサイドメニューとして肉丼をつけた。
カウンターでお腹をぐうぐう鳴らしながら待っていたところ、店の女の子が元気よく「チャーシュー麺、お待ちどおさま!」
「いや、俺、淡麗系…」と頭の中でつぶやきながらも手元の食券見ればしっかりとチャーシュー麺と印刷されているわけで…、
食券機の入れ間違い?
じゃないだろうなぁ…
押し間違えだろうなぁ。
暑さのせい、それとも老いるショック?
両方かな。
間もなく肉丼も到着。
てか俺、チャーシュー麺と肉丼?
あっさり淡麗系を求めていたはずなのだが…。
自意識過剰とはわかっていても、「このオッサン見かけによらず肉食やなぁ」という目で見られているような気もする。
腹減ってたから完食しちゃったけどね。
さて、こんな夏は冷房の効いた部屋で、良質な音楽に身を委ねながら読書、そう決め込みたい。
本は相変わらずの乱読状態なので後で整理して記事にしますね。
というわけで、音の方の記事なんだけど、これ良いよねえ。
まあ、つまるところメルドーなのよね。
彼、前からビートルズやっていたのでいつかこんなん出るかなと思っていたが、これ想定以上のお気に入りやわ。
まずは選曲がエグい。
のっけから「I Am the Walrus」かよ!?
で、この盤を聴いてあらためて認識したことが2つ。
1つはもちろんメルドーのソロは格別だということ。俺ピアノソロとかそうそうは聴かない人だからね。たまにキース、ごくごくまれにチックってところだったのだけれど、メルドーを聴く頻度はそれらを上回るよね。とくにこのビートルズ集はよかよか。
もう1つ、ビートルズの曲って知ってるつもりでもあらためて聴くとマジ名曲の群れだよなぁってこと。表題曲しかり、「スランバー」や「マクスウェル」といった『アビイ・ロード』ものももうとっくに名曲であることがバレているのだけれど、他にも「ああ、そんなんあったよなぁ…」という曲には要注意ね。じっくり聴くと実に良い曲だったりするからね。
「She said She said」…う~んこれだってバレてるか。うん?最後の火星の歌はボウイの?
まあ、ええやん。
ともかく、それらこれらに気づかせてくれたのもメルドーよ。
ありがとう。
てかこれってビートルズとか知らなくても全然聴けますから。
つまりそういう名盤ね。よく見るとジャケもええね。
PS:チャーシュー麺じゃなくて、そうめん食いてえ