何か記事にすべきことがあったはず。
多忙な日々の襞の間に埋もれてしまっていたのだがしかし、実は書かねばならぬのは、ラリー・カールトンのライヴ・レポートであるということはわかっているのだ。




にしても、こんなレジェンドを地元で観られるとは、感慨深いにもほどがあるて。
彼を一番聴いたのは社会人になった頃かな。片道45分くらいの通勤の車中、カーステレオ(いや~死語死語)のカセットからよく流れていたよなあ、この心地よいギターが。

出た~レジェンド出たぁ~

うん、若い頃は何か難波弘之さんみたいな感じでしたが、その後の禿頭ぶりはまたこれはこれで渋いのひと言で、もうこっちの方がなじみ深くなっちゃったかな。
(そういえば難波さんは変わんねえよなあ…てか最近たっつぁんのチケットが全く全然決して当たらないのでナマ難波もとんとご無沙汰ですけど)

来たぁ~
いの一番からクルセイダーズの「Mama Told Me So」来たぁ~!
この曲が入っていた『南から来た十字星』(よく覚えてんな俺…)、クルセイダーズの中でいち押しなんだよなあ。

泣きそう。

そういえば編成も、管にテナーとボントロで、もろクルセイダーズやんけ。

クルセイダーズともう一つ、このライヴには柱があって、それがスティーリー・ダンね。「Black Friday」他、けっこうやってましたね、スティーリー・ダンのナンバー。
何か1曲やる前に、軽くイントロ爪弾いて、客席に向かって「このスティーリー・ダンの曲知ってるかい?」的な問いかけをした時に、勢いで危うく「ペグ!」って叫びそうになってヤバかったわ。
確か「ペグ」って、ラリー・カールトンのバージョンが没ってジェイ・グレイトが採用された曲やったな。

もちろん最後は「Room 335」なんだけど、ラリーの顔が、何か恒例なんでしかたなくやってるように見えたのは私だけ?
やっぱクルセイダーズやスティーリー・ダンの曲をやっている時の方が、彼、生き生きしていたような…。てか「Room 335」って「ペグ」が元なんだよね。

 

いや~、ラリーさんも頑張ってる。

さあ、俺も明日からまた戦いだ!

PS1:
管の二人が演奏しない時にステージ上に用意されたソファにふんぞり返って「いや~特等席で良いもん聴かせてもらってる」的な顔していたのがおかしかった。
PS2:
息子でベースのトラヴィス・カールトン…、太りすぎとちゃうか!?