~はじめに~

 

※自己紹介はこちらから⇒

 

 

当ブログへのご訪問ありがとうございます。
いいねやコメント、また読んでくださるだけでも

とても励みになっています。

こちらの記事は、2019年秋に私が経験した

妊娠17週での後期流産(死産)について

綴っています。

 

私の個人的な経験や考えを書いておりますが

自分の心の整理をするとともに、

まだまだ情報を得づらい後期流産・死産のことを

少しでも多くの人に知って頂ければ、

同じ経験をして悩んでいる方の

お役に立てればと思っております。

 

多くの死産・流産・不育症・不妊で

悩む方が読んで下さるかと思いますが

あくまで個人の視点で書いている記事ですので

不快な表現などありましたら申し訳ございません。

 

また、読んでいて

不安・不快な気持ちになりそうな場合は

どうか閲覧をお控えください。


読んでくださっている全ての皆様が

日々平和に穏やかに過ごせることを

願っています。

 

 

 

=============

 

 

 

この記事では出産後の

「胎盤遺残」について書かせて頂きます。


私は産後一か月の検診で

「子宮内に胎盤の組織が残っている」

指摘を受けました。

 

その際に

どんな症状があるのか

どんな手術の可能性があるのか

どんなリスクがあるのか

について知るために、

いろいろなブログや

医療機関の資料を調べたものを

ゆるっとまとめたものなので、

あくまでご参考まで。

 

 

 

**********

 

 

 

胎盤は妊娠中、赤ちゃんに

栄養や酸素をおくる

大切な役割を果たす組織です。

 



画像はお借りしました。
黄色の○で囲った部分が胎盤です



出産すれば必要のないものなので

通常は出産時に

子宮から出ていくのですが

何らかの理由により子宮内に

組織が残ってしまう状態の事を

「胎盤遺残」といいます。

(私のブログの中では、卵膜など他の組織の遺残についても「胎盤遺残」としてまとめています)

 

 

分娩前に予防したり

予測することはできないようです。

 

 

日本医科大学HPによると

産褥1ヶ月以内は

子宮損傷を起こしやすいので

胎盤遺残があっても原則的には

子宮収縮剤などで様子見をしますが、

それでも自然排出がない場合は

除去手術が必要になります。

 

 

 

 

 

 

また、遺残物が子宮内に

がっちり癒着してしまっているものを

「癒着胎盤」と呼ぶそうです。

 

癒着胎盤の発生頻度は

約0.01%(出産1万件に1件)であり、

非常に稀な疾患です。

日本産婦人科学会のHPによると、前置胎盤だと、5~10%ほどが癒着胎盤になってしまうリスクがあります)

 

他にも、遺残物がポリープになったり(胎盤ポリープ)することもあるようです。

 

 

 

 

 

おそらくですが、

私が産後検診で

「組織の増殖が見られた場合は手術の必要が出てくる」

と言われたのは、

これらの癒着胎盤等のリスクを 

指していたのではないかと思います。

 





私の場合は妊娠18週で出産したので、

胎盤は未完成で脆い状態でした。


早産や流産の場合は

まだ胎盤がきちんと出来上がっていないので

産後の胎盤の娩出が

うまくいかないリスクが

正産期の分娩よりも高いそうです。


私もまさにそのパターンで、

出産後に子宮内に残った胎盤を

器具で引っ張り出す処置を受けました。


退院時の診察では

「胎盤はきれいに出ているように見える」

と言われています。


産後数日間、

子宮収縮剤(パルタン)を

処方された以外は様子見で過ごしました。


産後の悪露はだんだん少なくなり、

産後20日後頃には

ほぼ止まっていました。


…が、産後28日目に受けた検診で

子宮内にまだ少し組織が残っていると

指摘されました。

このまま様子見するが、

組織片が殖えるようならば

手術もありうるとも言われました。


その後、産後30日後の生理様の出血時に

遺残物も完全に出たようです。

その後は悪露の出血はぴたっと止まりました。

 






胎盤遺残を経験された個人の方が

書かれたブログを拝見したところ、

癒着胎盤や胎盤ポリープが

ある方の多くは

産後の出血(悪露)が

いつまでも続いたようです。

 

中には輸血が必要になるレベルの大量出血で

救急搬送された方もいらっしゃいました。


私も1ヶ月ほど悪露がありましたが

出血期間や量は全然違う感じでした。

 

 

 

 

 


胎盤遺残があると

その組織内に血管が形成されて

血流が生じることがあり、

MRIでの検査を受けたり

大量出血を防ぐために血管を塞ぐ

「子宮動脈塞栓術(UAE)」

といった処置を受けるようです。

 

 

実際に受けられた方の

ブログを数件拝見しました。

 

 

UAEは子宮の血流を止めるので

のちのち妊娠しづらくなるリスクが

発生し得るそうです。

 

 

また、遺残物の除去処置時に

大量出血があれば

最悪の場合は

子宮の摘出もあり得るそうです。

 


 

私は不妊治療で妊娠して

死産になったので、

不妊や子どもをもてなくなるリスクが

発生するのは本当に怖かったです。

 

 

 

また、

母体死亡原因全体に占める

癒着胎盤の割合は

(死亡事例の)33件に1件。

 

胎盤がきちんと出て行かない、

ということが原因で死亡するリスクが

こんなにも高いことを初めて知りました。

 

人が無事に妊娠して出産して…

というのは、

これだけ医療技術が進んだ現代でも

奇跡的なことなのですね。

 

 

 

**********

 

 

 

死産した方のなかでも

産後検診で胎盤遺残を

指摘された方は

さらに少数派でした。

 

胎盤遺残があった方は

無事に赤ちゃんを

出産された方ばかりでしたし、

私は前置胎盤ではなかったし…。

 

妊娠中期での分娩で

胎盤遺残があるとどうなるか、

という情報は

ほとんど見つかりませんでした。

 

 

 

 

 

私の場合は、結果としては

産後1か月の時点で

無事に流れ出て行ってくれましたが、

素人が得られる情報は少ないし

2回目の検診で遺残物が

なくなっていると診断されるまでは

毎日とても不安でした。

 

このブログが

似たような思いをされている方の

力になれますように。

 

 

 

 

 

※参考:

日本産婦人科学会のHP

関西医科大学HP(PDF)

 

 

 

 

 

 

 

 

よろしければ

ぽちっと応援お願いします↓

更新の励みになります!

 

フォローしてね…

 

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 天使ママ・天使パパへ
にほんブログ村

 

 にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログへ
にほんブログ村

 

 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村