咲いてるなぁ、桜。
と車窓から眺める。
しかし己は花粉症。花見は即ち、諸症状の激烈なる悪化を意味する。
酒など、もってのほか。酔った女性の介抱なら任せてほしいが。無論、
真摯に、紳士的に介抱する次第だ。変な気持ちなんて微塵もないよ。
しかしまぁ、花見のシーズンに花粉症ってのは、神様もなかなか容赦の
ないことをしなさる。でも、夏に花粉症になったら暑さのいらいらで気が
狂うかもしれんし、秋は紅葉がくしゃみ鼻水目のかゆみで台無しにされる
おそれがあるし、冬は布団から出たくないからシーツや枕類が鼻水で
べとべとになる可能性が捨てきれない。きたなっ。小汚いわ。
だから、春で、良いのだろう。花粉症は。
しかし、春は、出会いの季節でもある。
素敵なことが起こりそう!みたいな予感があるのに、鼻の穴にティッシュ
を詰め込む男女が多数おり、素敵なチャンスを逃してしまうことは、やや
残念である。個人的に、そーいう女子は好きなんですけど。飾らない人が
いいよね。GUをうまく着こなす子が好きです。
どーでもいいか。
己、今年はアレグラをフル活用し、久しぶりの花見に備えたい。
ついでに、ほんのりと顔を染めて酔われる、素敵な女子などが見られると
なおのこと良い。春は、やはり、綺麗で、華やかであってほしいので。