◆華◆

ヒデらしい「華」のある通夜だった。

祭壇には100基を越える花。

勿論、涙を流す人、悲しむ人、大勢いた。

でも、会場はどこかお祭のような、ヒデのパーティに来たような、独特の雰囲気があった。

悲しみの中に、温かみのある、笑顔もある、感謝がある、愛がある、イタズラ心満載の「ヒデ、おまえ凄いな」という通夜。

前代未聞。

まさにこの一言に尽きるだろう。

ヒデの生き様をその場にいた皆が実感した事だろう。

ヒデのような生き方をすると、これだけの多くの人が動き、祈る。

それはヒデにこれだけ多くの人が元気や希望をもらったからなのだろう。

このブログで出会った仲間達も大勢来ていたし、祭壇にはチキンの歳脇先生からの花もあがっていた。

人生の価値を高めるのは、人との出会いと、人とどう向き合うかにかかっているのだろう。

盛大な、通夜だった。

前のめりに倒れた男にふさわしい通夜だった。

ユーストリームで通夜が中継されていたし、画面の前から祈っていた人もいるだろう。

明日は告別式。

華のある生き方の見本を、ヒデは見せてくれた。

無念だよなヒデ…。

でも、今日の通夜に行ったらさ、俺は思ったよ。

見事な人生だったぜ。ヒデ。

合掌。

井口達也

※21日告別式。22日、物語執筆再開。

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