井口達也は…
この「…」の後には何がくるだろう。
いろいろあるけど、俺は俺のことをつくづく超ド級の馬鹿だと思った。
まずはこれを見てほしい。
入院してる仲間にプレゼントする鶴を折ったんだよ。
チキン第二部を読んだ人なら分かるよな。
井口達也と言えば鶴だ。
え？そうなの？
そうだよ。
読め。今日中に買って読め(笑)
ノイローゼになる位に折った。
いや、折らされた。
少年院の冷たい壁に「ゴ…ゴ…」と頭を打ちつけながらな。
体に染み付いたはずの鶴の折り方。
俺に任せろとばかりに折り紙を手にしたが…
最初の一折り目から思い出せず！
井口達也、戦力外！
自分の記憶力の無さ、興味が無い事は何をどうしても覚えないこの便利な脳みそ、すべてに笑えたよ。
ちなみに鶴の折り方は一緒に折ったマサトが呆れ顔で教えてくれたよ。
マサトって誰？
そんな君は今日中にここ でチキン第二部、いや、チキンも発注せい！(笑)
ってことでだ、井口達也はやっぱり馬鹿だったって事だ。
鶴を折りながら思ったよ。
これを届けたくても届けられない人がたくさんいる。
井口、体ひとつだからさ。
だからこの写真を通して俺の念を送るよ。
病気と闘うすべての人へ。
喝！
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(^井^)