アサルトライフル研究 | iguathのミリタリ徒然日記

iguathのミリタリ徒然日記

徒然なるままに日記なるものを書く

今日は世界各国の主要アサルトライフルの研究をしてみたいと思います。
なお、手に持った所見はエアガン(一部無可動銃)の、スペックは実銃のものとなります。

1. M4(コルト・ファイアーアームズ/アメリカ)
スペック
全長 850.9mm
重量 2680g(弾倉除く)
銃身長 14.5in(368.5mm)
作動方式 ガス圧(直接噴射式)
口径 5.56x45mm(SS109)
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 255mm~調整可能
コッキングハンドル 非連動式(ボルトフォワードアシストあり)

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所見
名銃M16のカービンである、M4です。ダイレクトインピンジメント(DI=リュングマン)式ロータリーボルト・マイクロロッキングラグ(作動角22.5°)の作動方式を採用しています。銃身にステッピングが彫られており、M203グレネードランチャーを装備することが出来ます。短銃身を使うため、加熱防止・精度維持のためにヘビーバレルを用います。重心が真ん中にあるためか、構えるとバランスが良いように感じます。14inバレルもちょうどよい長さでコントロールしやすいです。コッキングハンドルの位置は左右両利き対応であり、セレクターも90°~180°の回転式で操作性は抜群。他のライフルより一回り細いハンドガードにより、銃を押さえ付けるように構えることが出来ます。また、RASを標準装備しているので、拡張性が非常に高いのも特徴です。操作は右利きに有利です。マガジンはSTANAG4179を使用します。


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2. AKM(イズマッシュ造兵廠/ソ連(ロシア))

スペック
全長 880mm
重量 3100g(弾倉あり)
銃身長 16.3in(414mm)
作動方式 ガス圧(ロングピストン)
口径 7.62x39mm
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 320mm
コッキングハンドル 連動式

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所見
最強のアサルトライフル、AK47シリーズの改良型が、このAKMです。スチールプレスから造られるレシーバーにより軽量化と省工程化に成功しています。まず見て驚くのが、16.3inバレルを搭載しているとは思えない短さ。なおかつ、3kgという軽量でとても扱いやすいです。セレクターはダストカバーと一体となっており、22.5~45°動きます。操作がしやすいとはいえませんが、合理的な設計です。分解もしやすく、初心者にも簡単な説明だけで使えるようになるでしょう。操作系は右利き専用ですが、左利きでも問題なく使えます。サイトはオープンサイト(タンジェント機能付)で、近距離で見やすくなっていますが、サイトレディアスが短いので精密射撃は得意ではありません。マガジンはノッチに引っ掛けてから回転させるタイプで、少し操作しづらいですが、保持は確実です。

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3. SG553-LB(SIG(SAN)/スイス)
スペック(数字はいずれも552)
全長 730mm
重量 3200g
銃身長 13.7in(347mmこのデータだけ553LBのもの)
作動方式 ガス圧(ロングピストン)
口径 5.56x45mm(Gw. pat. 90)
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 315mm
コッキングハンドル 連動式


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所見
SG553とはSG550のショートカービンタイプであるSG552の改良型です。ピストンにスプリングが装備されており、よりSG550に近い作動性を実現しています。全体的な機構はAKに準じていますが、ダストカバーがゴム製になっていたり、セレクターがサムタイプに変更されたりしています。スイスの極寒のなかでも問題なく動くようにテストされており、肌への張り付きが少なくなるようポリマープラスティックを多用し、トリガーガードをどけることも出来ます。構えるとグリップが細くてすごく握りやすいです。ストックはポリマー製ながらがたつきが少なく、バランスも良好。操作系は完全なアンビで、素晴らしい出来です。セレクターは親指で操作し、135°(45°ずつ)動きます。透明なマガジンも特徴的です。サイトはフードタイプとなっていますが、左右に微調整が利き、トリチウム入りフリップアップ・ナイトサイトが付属しています。

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4. HK33E(H&K/ドイツ)
スペック
全長 940mm
重量 3980g(弾倉あり)
銃身長 15.4in(390mm)
作動方式 遅延反動利用式(ローラーロッキング)
口径 5.56x45mm(SS109)
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 325mm
コッキングハンドル 非連動式(ボルトフォワードアシストなし/ボルトに溝あり)

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所見
世界三大アサルトライフルのうちの1挺、G3直系の子孫にあたるのが、このHK33です。機構はG3と同じ遅延反動利用(ディレイドブローバック)式ローラーロッキングを採用していますが、5.56x45mmNATOは高圧(430Mpa)なため、7.62x51mmNATO(415MPa)に比べて作動性に劣ると言われています。そのためフルートと呼ばれる溝をチャンバーに彫り込み、排莢を助けています。グリップは太いですが、フィンガーチャンネルが施されているため、荷重が掛かっても銃を保持しやすいです。ブロック毎にアッセンブリーになっており、組み合わせることで様々な形態に変化させることが出来ます。トリガーガードは太く大きいため、手袋をしていても操作しやすいです。右利き用に造られていますが、左利きでも問題なく動かすことが出来ます。フロントサイトはフードが付いており、衝撃に強く出来ていますが、視界が若干妨げられるデメリットがあります。リアサイトはH&Kお得意のドラム式です。調整幅が狭く、個人的にはあまり好きではありません。セレクターは90°動くサムタイプです。改良され、フリーフローティングを採用しています。

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5. G36KV(H&K/ドイツ)
スペック
全長 860mm
重量 3000g
銃身長 12.5in(318mm)
作動方式 ガス圧(ショートストロークピストン)
口径 5.56x45mm(SS109)
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 285mm~調整可能
コッキングハンドル 連動式

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所見
ドイツの新世代アサルトライフル、G36のカービンであるG36Kの輸出型が、このKVです。この銃は伸縮式ストックを装備しています。G36系は全体がポリマープラスティックで覆われており、非常に軽量です。ハンドガードが軽いためフロントの重量が少なく、片手でも扱うことも出来ます。サイトは3倍率固定スコープがキャリングハンドルに埋め込まれて(そうでないタイプもある)ありますが、少し見づらく感じます。この場合アイアンサイトは付属しません。操作はコッキングハンドルを含めて完全なアンビデクストリウスを達成しています。特にコッキングハンドルは連動式ながら、工具や特別な操作も無く左右を自由に変更することが出来るため、使いやすいです。欠点はRASを装備していないため、拡張性に劣る点です。セレクターは90°可動するG3と似たタイプです。マガジンは透明な専用マガジンですが、アダプターを利用すればSTANAG4179マガジンを使用できます。

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6. FNC(FN/ベルギー)
スペック
全長 1010mm
重量 4000g
銃身長 17.7in(449mm)
作動方式 ガス圧(ロングピストン)
口径 5.56x45mm(SS109)
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 365mm
コッキングハンドル 連動式

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所見
世界三大アサルトライフルの一挺、FALの後継にあたるのが、このFNCです。削りだしのアルミアロイ製ロアレシーバー、スチールプレス製のアッパーレシーバーとハンドガードを備えます。ですが価格が高く、採用国は少ないため、一般的には失敗作だといわれています。個人的には失敗の理由はそれだけではないと思います。まず重過ぎます。現代のライフルは軽量であることが第一だと考えています。それはたくさんのアクセサリーを付けたり、携行する装備の重量が昔に比べて増大しているからです。それに対してFNCは軽量化の努力があまり見られません。FALの設計を受け継いでおり、信頼性や精度などの性能は高いものの、重さという欠点は改善されませんでした。コッキングハンドルが折れやすい弱点もあります。ストックは172cmの人間には長すぎ、またトリガーガードが細く食い込んで痛いため、ものすごく構えにくいです。セレクターは270°回転するタイプで、操作性は悪いです。また、3点バーストを備えています。

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7. 89式5.56mm小銃(豊和工業/日本)
スペック
全長 916mm
重量 3500g(弾倉除く)
銃身長 16.5in(420mm)
作動方式 ガス圧(ロングストロークピストン)
口径 5.56x45mm(89式5.56mm普通弾)
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 305mm
コッキングハンドル 連動式

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所見
日本が誇るアサルトライフル、89式小銃です。AR18から大きなヒントを得ており、各所が似ています。ですが、作動方式は独自のものであり、ショートストロークピストンとロングピストンを併用します。ピストンにはガソリンエンジンのようなピストンリングを備えており、高い信頼性を得ているとされています。ストックはプラスティック製で軽量ですが、ハンドガードはスチールプレス製なので少しフロントヘビーです。ピストルグリップは大きく、保持が容易では無いので、手の小さい人が多い日本人には向かないかもしれません。バレルはちょうど良い長さで、精度と扱いやすさのバランスが取れています。マズルには凝ったマズルブレーキが装備されており、大きな反動軽減効果があります。RAS化は一切考えられておらず、拡張性は乏しいです。操作は独特で、270°回るセレクターが右側にあります。最近の改良ではここのアンビ化が計られました。3点バーストが付いています。

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8. CTAR21(TAVOR21)(IWI/イスラエル)
スペック
全長 640mm
重量 3180g
銃身長 15in(380mm)
作動方式 ガス圧(ロングストロークピストン)
口径 5.56x45mm(SS109)
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 395mm
コッキングハンドル 非連動式(ボルトフォワードアシストなし)
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所見
イスラエルの新型ライフルがこのTAVOR(タボール)21です。銃身後端がグリップより後ろに来るブルパップ方式を採用しています。全体にポリマープラスティックを使っているので、非常に軽量です。また、精度を維持するため、プラスティックが融けてしまわないようにするためにフリーフローティングの銃身を備えます。サイトレディアスが短いので、ドットサイト(MARS)を標準装備します。グリップをすっかり覆うトリガーガードはキャリングハンドルとしても使えると思います。後部にレシーバーがあるため、片手操作が容易ですが、
反面、マガジン交換は苦手です。ボルトフォワードアシストは付けられていません。コッキングハンドルの位置は絶妙で、非常に操作しやすいです。操作はアンビではありませんが、操作をどちらかにスイッチすることは出来ます。
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9. ACR(MASADA)(ブッシュマスター(マグプル)/アメリカ)
スペック
全長 830mm
重量 3600g
銃身長 14.5in(368.5mm)可変式
作動方式 ガス圧(ショートストロークピストン)
口径 5.56x45mm 7.62x39mm 6.8mmSPC
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 255mm~調整式
コッキングハンドル 非連動式(コッキングハンドルにギミックを搭載し、ボルトの前進を助ける)
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所見
アクセサリーで有名なマグプル社が開発した新世代のアサルトライフルが、このACRです。当初はMASADAという名前でした。特筆すべきはM4を改良し、さらに発展させた操作系です。人工工学に基づいて設計されており、アンビなのはもちろん、グリップから手を離さずに装填(ボルト閉鎖)、セレクター操作、発砲、マガジン交換が行えます。またコッキングハンドルは非レシプロケイト式ながらボルトフォワードアシスト機能を備えており、機能的です。機関銃のようなバレル交換が可能で、一瞬にして10in~18inまで変えることが出来ます。アルミアロイ製のアッパーレシーバーを備え、ストック、ロアレシーバー、ハンドガードはポリマー製です。ですが、スチール製のバレル基部などのせいで軽量とは言えません。バランスは素晴らしいです。

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10. SCAR-L(FN/ベルギー)
スペック
全長 825.5mm
重量 3280g
銃身長 14in(355mm)可変式
作動方式 ガス圧(ショートストロークピストン)
口径 5.56x45mm(SS109)
LOP(レングスオブプル=ストックの長さ) 265mm~調整式
コッキングハンドル 連動式
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所見
SOCOMとFNHが共同で開発したのが、このSCARです。SCAR(スカーと発音)はSpecial operations forces Combat Assault Rifleの略になります。また、同プロジェクトの名前でもあります。Light=5.56mm仕様とHeavy=7.62mm仕様があり、長距離にはH、近距離にはLという風に使い分けることが出来ます。アルミアロイ製アッパーレシーバーとポリマー製のストック、ロアレシーバーを備えています。バランスはフロントヘビーで、少し構えづらいです。4面RASが標準装備されていて、拡張性は随一です。セレクターなどはM4と同一の操作で扱えるように設計されており、移行が容易なように考慮されています。フロントサイトはフード式ですが、上下左右に微調整が効き、非常に豪華な仕様になっています。アッセンブリーで構成されているため、分解が簡単で、理に適っています。

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以上です。この中で一挺持っていけ、と言われたらSCARかG36を選びますね。操作性と作動性、整備性の点で優れていますから。ただ、愛着という点では89式かなぁ……。SG550やAKもいいですね。選べない!(笑)