沢山のコメントを個人的に公式LINEで頂きました!ありがとうございます!

続きが読みたいという有難いお言葉があったので、2章書きます。

留学かメジャーデビューか

大学時代はとにかくクラシック漬け。

とにかくCDを聞きまくったりコンサートに行ったりしました。

今から15年前は日本に結構な頻度で有名な外国人ギタリストが来ていました。

レッスンも積極的に受け新しい価値観を吸収していきました。

その中でイタリア人ギタリスト、ステファノグロンドーナさんのレッスンが1番面白かったです。

イメージの話を音にしていくレッスンでした。

これ言葉にするのは難しいですが、いや会話でも難しい。

例えば

・雪が降っています。雪も一つ一つ粒の大きさ、落ちいくスピード違うよね。
それを音で表現してみて。

・あなたの分身は会場の全てにいます。ほら奥の人が物音立てたの聞こえたでしょ?そこに君はいるんだよ。


などなど。

意味わかりますか?笑

雪の話、分身の話の共通点は音を立体化し、演奏するという意図です。

雪の話は一音一音同じ音の繰り返しだとしても一つの線ではなく一音一音に意思、意味がある。それを表現すれば立体的な音の空間になる。

分身は会場のどの部分に音を当てていきたいか。自分の後ろなのか、すぐ前なのか右後ろなのかなどなど。
これも出した音が立体的になるようにそこに音を飛ばすイメージの話。


えぇこの話を理解したあなた!創造力豊かな人です!


因みにUOVOの時に俳優のお二人も舞台の基礎として同じ事を言っていました。どの場所に言葉を置くか。

一緒なんですねー

でレコーディングの時にいつも思うのは自分のギターは離れたマイクの方に音が綺麗に入っているんです。

ギターも自分のイメージと一体感してるんです。

不思議ですよねー。

でグロンドーナさんのイメージレッスンがすごい好きになり、レッスン受けた翌年イタリアに短期留学しました。

初海外イタリア🇮🇹

かっこいいっしょニヤリw

この留学出来たのはイタリアに長岡克己さんが居たからです。高知出身のギタリスト。いちむじんのファーストアルバムRUIの作曲&プロデューサー。

克己さんのお家ジェノバに滞在しながらパガニーニコンクールやアレッサンドリアコンクールなど行ったり、グロンドーナ、アンドレアディエチ、克己さんにレッスンを受けました。

あとはイタリア人とサッカーしたり、朝からワインを飲む習慣がついたりと軽くイタリアかぶれにグラサン

グロンドーナさんからは来年必ず大学の試験受けに来るようにと言われてお別れしました。

国立の音大に必ずいれてあげるとお墨付き頂いたわけです。

そりゃもう日本帰ったらイタリアにいく準備をするわけで、、、、

そんな時にメジャーデビューの話がくるわけで、、、


いやぁイタリア留学して4年間ぐらいでコンクール何か優勝して日本帰ってメジャーデビューしてみたいな理想、夢があって、、

それ辞めてすぐメジャーデビュー出来る話があって。

毎日親に違う事言って毎日コロコロ言ってる事が変わるわけです。

自分の人生にとって2回目の大きな選択がきたわけです。

留学かメジャーデビューか。

めちゃくちゃ悩みました。両方とも特別な事だったから。

最後はどっちみちメジャーデビューしたいわけで、4年待ってもらえるわけじゃなく、タイミングを逃してしまうと思い日本でメジャーデビューを決めました。

翌年の秋、グロンドーナさんから一通のメールがきました。

「君の為に大学あげてもう一度試験をするか今からでも受けにきなさい。」

いやぁめちゃくちゃ嬉しかったです。国立の大学ですよ!?ありえない待遇でビックリですが、丁重にお断りしました。

その後グロンドーナさんにはお会いしていなく、お世話になっている方から山下が日本で活躍しているみたいで嬉しいと言って下さっていたそうで、とても嬉しかった。

メジャーデビューする選択をし、高知から東京に来て初レッスンで言ったプロになる夢が大学卒業後叶ったんです!


音楽業界氷河期突入!


大学卒業しメジャーデビュー!しかもコンクールで成績を収めていないギタリストがメジャーデビュー⁉️今までにない環境でした。

今も多くのギタリストが日本のコンクール、海外留学、海外コンクール優勝をしてもメジャーデビュー出来ない。出来ても長年メジャーでCDを出し続けている人は片手ぐらい。

ある意味成り上がりなわけですわぁ。

今までいなかったギターDUO、オリジナル曲など新しいトピックスがあったのは大きいと思います。

大事な事が抜かっていましたが、デビューする前からお客様を満員にしコンサート出来ていたことも大きかったなと思います。何もない自分達を応援して下さる方達がいたからこそのデビューの話です!

とにかく必死になって沢山チケットを売る為に動きました。なんかとにかく聴いてもらいたいという純粋な気持ちだけでした。相手の予定とかそんな事も考えずただひたすら聴いてもらいたいという思いだけ。

熱い応援を受けながらメジャーデビューでした!




この当時はメジャーデビュー=テレビ出て、イベント出て沢山の人たちに聞いてもらえる!売れる!

というイメージでした。
 
葉加瀬太郎さん押尾コータローさんGONTITIさんimage参加、、、、

あれ?

ない。

あれ?

反応薄いぞね

あれ?

どうした?

仕事ないよー。

結構ドラマとかCMタイアップあったよー

なんでやねん。

音楽業界氷河期突入でした。

YOUTUBEの始まり。

そしてマネージメント問題。

まぁYOUTUBEは言うまでもないですが、無料で見れる聞ける動画。そして配信。

CDが売れなくなるわけです。

そうなると宣伝にもお金がかけれないわけで。まぁどんどん規模が縮小していく。

マネージメント事務所の事は今まで書いた事なかったかな?

昔からblogを見てくれている人はもういない?

相当荒れていた時期がありました。毎日胃が痛い。

これがっつりリアルに書いたら嫌な人間になるんで辞めときます。

ただ今思うのは若かったら我慢も対応もできなく選択してしまった事もあったなと。

人の下で働いていたらみんな思う理不尽な事、人間関係、あり得ない言いがかり。

何が正解?誰が正解?

とずっと何が正しいかを探していました。

やっと今は鉄の心が出来て、みんな必死やし、合わなかったらさよならでいいし、無理に何が正解かを話合うことはしなくていいんだと思います。

パワハラ問題。

とは言っても大事な事だったらとりあえず相手が怖くても理不尽でも一度話合うトライをして、それで無理やったら第三者に頼むしかないと思う。ただ自分が言われて嫌やからパワハラとか言うのはちょっと違うかなと。

話はズレましたが、デビュー当時は思っていた環境とのギャップ、メンタル的辛さがあったけど、そんな環境を23、24、25才で経験出来たのは大きかったです。


あとやっぱり1番は演奏への考え方、持っていき方、演奏までのマネージメント。これが難しかった。

新曲と慣れた曲とのギャップ。体調管理。1日何本もやったり移動の疲労。お付き合いの疲労。

これもプロとしてギター弾くまでの過程をどうするか?経験を積まないとわからない事も沢山あった。とまぁいいわけだけど、毎回が最高の演奏とはなかなか難しかった。それがブレイクしなかった理由でもあるかなと。



言霊

3枚目まで鳴かず飛ばず。もちろん沢山いいお仕事もさせて頂きましたが、ギリギリの生活でした。

そして4年目4枚目のアルバム制作ミーティング中に

「来年の大河ドラマ坂本龍馬みたいです!僕ら以外誰がやるんですか!何かないですか?」

という言葉を言ったのがきっかけで、あの大きな仕事が決まったわけです。

2010年大河ドラマ龍馬伝エンディング紀行曲の演奏に抜擢!

あのミーティング以来、毎回コンサートで龍馬伝やりたい!出たい!俳優でも!w と言い続けました。


そしたら想いが届き夢が叶いました‼️


言葉って皆さんどんな風に思ってますか?

結構軽く思っている人が多い気がします。

人の人生を変えてしまうめちゃくちゃ重要な事で。発した言葉は自分の価値観に浸透していきます。

言われた側も、言った側も必ず影響がある。

それを龍馬さんに学ばせてもらいました。

さぁ今回はここまで。

未来の自分をイメージする。

誰もが正解。だったら自分の正解を信じ確信出来る自分を作る。


夢を叶える第一歩は夢を言霊にして話す事。

言葉は自分も人も変える。



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