こんにちは!

昨日は日本を代表するmasaru kohnoギター製作所に行ってきました!

先日たまたま銀座ヤマハにふらっと入り、ギターを見ていたら桜井ギター 50周年モデルがあり、RFタイプ、パリコンモデルタイプ杉があり二本とも試奏しました。

ほいたら手に吸い付き音のバランスが良く、音色の幅も広いポーンこれはぶったまげました!

その日に制作者櫻井さんにご連絡し、それだったら一度工房にこない?と言う事で行く事になりました!

kohno工房には初!

貴重な工房の作業風景と今取り組まれている世界最新ギター構造などありまして、言葉にすると抜けたり忘れる事もあるからムービーを撮りましたので、御覧に頂けたらと思います。

*なおこの動画は録画、SNS公開の許可を頂きアップしております。

横板を曲げる。木の状態が悪ければ割れて使えない。




先代の河野さんオリジナル器具。


機械のオリジナル制作もあるが、手作業でしか出来ない細かい器具はオリジナルで作っている。

定規。


ここから貴重な力木の部分!!!!!


よく楽器は音が変化し、木が乾き音が鳴るようになるとか、滑らかになるとか言われていますが近年どうしてそのような事になっていくのかがわかった。

大きくは2つ。

・「にかわ」による変化。

ゼラチン質であり、にかわがギターの響きによって動き絶妙な木の開きを表現し変化をもたらす。

木の変化 

木の性質として年を重ねる度に、成分が変化し30年後木の中の成分 セルロース 結晶化する。

との事。ただ乾燥させたらいいわけではない。

ここから超貴重!!!!!ギターは表面板で8割決まると言われています!

最新の構造が紹介されます!

まずは河野ギターの説明!






次に桜井ギター

この丸い部分は今年入って制作されたみたいで、今まで四角にしていました。科学的に研究を重ね丸が角の余計な響きを殺さずにいいではないかと発見し今実験中!!!!!この企画でのギターはまだなく、今年中に完成との事。





カシュー塗装により柔らかく華やかな響きをもたらす。



細かい作業です!




これでも十分綺麗なんですが、、


より美しく!これが完成ヴァージョン。




美しい!!!!!


最後に3階にある部屋へ

ここには表、裏、横などの素材が全てある。

温度調整をしているかと思ったがあえて何もしていない。

その理由は日本には四季があり40度以上ある日、氷点下、乾燥している日がある。その全ての条件に耐えた木だけを使う。5年間置き、5年間シーズニングし、4年かけて1つのギターを作ります。

因みに海外のギターは日本に持ってくると割れる事があり、湿気、乾季と日本で過ごしていない事が原因と言われています。


シーズニングを行う事がかなりポイントになりますね。





曲がった板。

パーフェクトに通過したギターだけが完成へと、、

パリ国際ギター制作で優勝。


kohno工房は世界一の工房、システムと言われており世界中のギタリスト、ギター制作が見学に来られます。

1つ1つの行程に1人付き、沢山の目で1つのギターが出来る。だからパーフェクトなギターが出来るわけです!


そして櫻井さんの探究心、日々進化を追い求める姿がカッコいい!!!!!

川田さんもそうやけど職人は日々最高のものを追い求め、死ぬまでやりきる。


そんな大切な思いを理解しギターを弾いていきたいとまた改めて思いました。