プロローグ
私、宅地建物取引主任者・マンション管理士であり、かつ、行政書士試験合格者です。近日中に、事務所を立ち上げる準備をしています。
行政書士登録後の仕事を通して何をして人のお役に立つことができるかを考えていました。
一つの答えが「遺言書」という文書の作成を広めていくことだと決めました。
私が小学5年生で亡くなった母のことを思い出しました。
若く、優しく、美しかった母。
母にしてみてば、病魔との戦いで精一杯で、遺言書を作成する余裕はなかったのだと思います。
でも、もし、母があらかじめ、まだ元気なときに、遺言を残しておいてくれたとしたら、とも思います。母の私への最後の言葉があったならとも思うのです。もちろん、小学生の息子だった私に、母が言い残したかったことを想像することは、十分に出来ます。
若くして子供を残して去らなければならなかった母自身のことばを知りたかったと思うのです。
「兄弟仲良くするのだよ」「お父さんを支えていくように」だったかもしれない・・・・今となっては想像するしかありません。
遺言は、相続人の指定、財産の分け方、遺贈など、法律的なことを言い残していくことができるだけではありません。
遺言にある「付言事項」にも重点を置いた遺言の作成を勧めてゆきたいと思っています。
「付言事項」を通して、家族や世話になった方に、自分の気持ちを残してあげることができるのなら、お互い、せめてもの救いになると思います。