「私の家族に限って相続争いなんてするわけない」って、

自分で思っていたり、誰かの話を聞いたことありませんか?



「私の家族に限って・・・」って思っても、

自分は死んでおり、それを確かめることは不可能です。

死んでるんだから、好きにしてくれという方は別ですが・・・・


よく、自分の家族が、自分の死んだあとに、

家族間でや親族間で揉めることなんてありえないし、

きっと仲良くやってくれるだろうという話を聞きます。


でも、それは、残念ながら統計的にも希望的観測であって、何の保証もありません。



まして自分は、死んでしまっており、

確認したり、説得することなんてできません。


それが、「相続問題」と言われることなのです。



昨日まで仲良く助け合って生きていこうなんて言っていた家族が、

遺産の分け方が気に入らないと言い出し、

挙句の果てに、おぞましい喧嘩になってしまうことは、

実際の話であり、テレビのサスペンスの話ではないのです。



たとえ、家族には残せるような財産はないという方でも、


その少ない財産をどのように分けるかということが重要なのです。

「自分が死んだら」を想像する~自分が死んだらどうなるのだろう~


どんな生き物でもいつか死をむかえます。人間も同じ。それは、生きるものの宿命です。

この絶対普遍は、宗教や学問を紐解かずとも、まして、私が言うまでもなく、どなたでもわかっていることです。



だから、自分が死んだら、残された家族や親族や親戚にも、深い悲しみのほか、大きな影響が及ぶことになるのは、容易に想像することができます。

自分の死は、自分だけの問題ではなのです。

愛する家族に、自分が死んだ後の面倒なことをさせたくないという気持ちが少しでもあるのなら、元気なうちに、そうならないための準備をちゃんとしておく必要があります。

「そんな自分が死んだ後のことなんか知るもんか」、「まだまだいっぱいやりたいことがあるのに、そんな縁起でもないこと考えられるか」という方も少なくないでしょう

じゃ、いつその準備をするのでしょうか?

「そういうことは、もう死ぬんだという時に考えればいいんじゃないか」と思われた方は、少なくないことでしょう。

しかし、あなたの身体が衰弱してしまって、病気のことで頭がいっぱいで、治療や不安、恐怖などで頭がいっぱいの時に、はたして自分の死んだ後のこと、残された家族のことなどを考える余裕があると確信できるのでしょうか?

まして、元気であっても、いつ交通事故に遭ったり、自然災害の犠牲になったりして命を落とすことにもなりかねません。

人間は、死を免れることができない。しかも、その死はいつ自分の身に起こるかわかりませんし、明日の朝かもしれません。

毎日の新聞、テレビのニュースを思い出してください。

震災、交通事故、スポーツ中の事故、火事、事件、水難事故・・・・もう悲しい記事がない日はありません。


この記事の中で、進んで死を選んだ人は非常に少ないはずです。


死という最悪のケースでなくても、重症や重傷になり、健常な状態で、自分の考えを残すことができない状態になってしまうかもしれないのです。


そうなった時、自分の想いを残すことはできるでしょうか。

苦しい中で、自分の死んだ後のことに思いを寄せる余裕があるでしょうか。


病気であれば、それに対する治療に全力を注ぐだろうし、

ケガであれば、痛みに耐え、まだまだ生きるんだという気持ち、リハビリにがんばるんだという気持ちで、精一杯なはずではないでしょうか。

だからこそ、いつ上記のような事態になっても、自分の考えや想いを、適切な形である遺言書で、家族に伝えることができるようにしておくことが大切なのです。

つまり、遺言書は作成できる時に書いておくべきものなのです。

まだいいか、と思った時こそ、書いておく時期と言えます。


人間は、他の動物とは違って、社会生活を営んでいます。

このブログで記事にしていこうとする内容は、次のとおりです。



Part1 「遺言書を作ったらいい」理由


1 遺言書云々の前提となる話

・「自分が死んだら」を想像する

・遺言書を書く前に知っておくこと

2 遺言ってそもそも何なん?

3 遺言書を書く能力

 有効な遺言書とするには

・ 効果のないダメな遺言書

 法律上の効果のある遺言書

4 遺言書に書ける事項

5 注目の付言事項

6 遺言書の種類

 自筆証書遺言

 公正証書遺言

 ほかの遺言

7 自筆証書遺言の内容

8 自筆証書遺言の作り方

9 公正証書遺言の内容


10 公正証書遺言の作り方



Part2 いまさら聞けない「相続の基本ルール」


2 民法の相続分って?

3 遺留分って何?むつかしそうだけど

4 遺贈って?

5 特別利益・寄与?

6 遺言執行者?



Part3 遺言書を実際に書いてみる

1 自筆証書遺言を書くときの注意点

2 署名・押印って

3 訂正の方法

4 法律の形式に従っていない遺言

5 改ざんされた遺言

6 取り消しできる遺言書

7 専門家に書いてもらう



Part4 「遺言書はこう書くとMore Bettr」集

・基本文例

・ケーススタディによる文例



Part5 財産管理を賢く上手に任せる方法



Part6 信頼して後見制度に委ねる方法



Part7 自分の「死期」を深く考えてみる

1 尊厳死という選択

2 葬儀のあり方

3 埋葬・お墓



Part8 相続の税金対策

・税金の知識を反映した相続



Part9 相続が争続になった例を覗いてみる



以上