「種をまく人」にはじめて出会ったのは丁度3年前だった。
http://www.ishioto.jp/blog/%E7%B5%B5%E3%81%AE%E5%8A%9B

 

あのときはまだ素人菜園もはじまっていない。
あれから3年でこんなにまく人になるとは、自分でも驚きだ。

 

今週は小カブとサラダゴボウ、つるなしインゲンにゴールデンビーツ、

パースニップの種をまいた。

いよいよシーズンがはじまる。もう落ち着かない。

 

種をまく。3パターンある。

 

ひとつは、今週のように買ってきた種をまく。

 

もうひとつは、自分で育てたものから種をとり、まく。自家採種という。

いま、イエローストロベリーグアバの2代目が7鉢すくすくと育っている。

パクチーはとれた種はまかずにコリアンダーシードとして料理に使っている。

種苗法が改正されたばかりだが、素人菜園で楽しむには問題ないだろう。

 

そして、買ってきて自分で食べたものから種をとり、まく。
ちょうど1年前食べたキンカンが、衝撃の美味しさだったので
だめもとで種を蒔いてみた。

 

そして1年がたった…。

全然大きくならない。まだ10cmにもならない。

中学3年から高校2年まで、3年連続で10cm育った経験のある

ひょろなが素人菜園家としては、自分よりも成長が遅い植物を

育てることになるとは思わなかった。

 

小さな12鉢をもう一度ながめてみる。

 

あぁ、茎も茶色で完全に枯れてしまったか。
 

葉はないが茎がまだ緑なのでひょっとしたら。
 

最近の暖かさで芽吹いてきた。えっ復活?
 

厳冬期を落葉せずにのりきった。えらい!

 

いろいろだ。

同じ果実から採った種を同じ条件で育ててきてもこれだけの違いがある。
それぞれが懸命に未来に向かって伸びている。

 

じっと見ていると、大げさなものではないがしっかりと前に進む力が湧いてきた。

あの絵の前で過ごした時間と同じぐらい、3分ほどしゃがんでいただろうか。

 

僕は「種をまいた人」になっていた。