今回は、「ルールは理解したけど終局がまだよくわからない」「だからまだ打つのが怖い」と思っている、そんな方に向けた現実的な解決策をお伝えします。
この記事を読めば、実質的に終局が分からなくても囲碁が打てるようになります。
解決策は3つあります。
私のお勧めは、解決策2と3です。
解決策1:純碁で打つ。
これなら石が置けなくなるまで打てば良いのですから、分かりやすいですね。
ただしこれは、初心者同士で、かつ9路盤以下の小さい碁盤で打つ時に適しています。
解決策2:相手がパスしたらこちらもパスする。
この方法は、実際に私が2桁級の頃に行っていたものです。
実は私は、10級くらいになってもまだ終局が分かっていませんでした。
なので、ネット碁でも、リアル碁でもこれをやっていました。
こちらは終局が分からないのだから仕方がないです。終局は相手に任せるのです。
ただし、わざわざそれを相手に言う必要もありません。
相手がパスする(または終局ですね、という)までは、相手の陣地でも自分の陣地でも良いのでどこかに打ちます。厳密には最後の1手が1目損になるのですが、細かいことは気にしません。
ただし、自分の眼をつぶすのだけはいけません。
(眼について分からない方は前の記事を見てください)
もしも、アタリでもないのに自分の眼をつぶすしかないとなった場合は、その時は勇気をもってパスです。
さて、もし相手も終局が分からず、こちらをアテにして打ち続けてきたらどうなるでしょうか?
その時は、結果的に純碁と同じことになるだけですから、何も問題はありません。
ただ、お互いに(はは~ん、こいつも終局が分からないんだwww)となるだけです。
解決策3:終局が分かるようになるまで、囲碁クエスト9路を打ちまくる。
囲碁クエストは中国ルールなので、相手の陣地に打ち込んで取られても、自分の陣地を埋めてしまっても、それ自体は損になることはありません。
ですから、終局が分からなくても石が置けなくなるまで置いてOKです。
そしてここでも、相手がパスしたらパスする作戦を使います。
死に石をハッキリさせるために取れる石が残っているなら、パスしないで取ってしまっても良いです。
そうやって囲碁クエストで100回、200回と打てば、だんだん分かってきます。
分かってきたら、勇気をもって相手より先にパスしてみましょう。
私が2桁級の頃は囲碁クエストなんてありませんでした。
現在のネット碁全盛の時に囲碁を始められる皆さんが、本当にうらやましい限りです。
いかがでしょうか?
さああなたも、終局が分からないから打てない、などと言わずに、どんどん打ってみましょう。
大丈夫です。すぐに分かるようになりますよ。