前の記事でルール1が分かったら、いよいよ、囲碁の面白さの根源となるワクワクドキドキのルール2です。
ルール2:
自分の石で相手の石を隙間なく囲むと盤上から取り除くことができる。
相手の石を取っちゃえば、相手は陣地を作ることもできないし、石数で競うにしても有利ですから、石取りは囲碁の勝敗に直結します。
それもそうなのですが、単純に石取りは楽しいのです。
でも、石を取るってどういうこと?
はい、具体的に説明しましょう。
真ん中の白石1個の周囲に黒石が3個くっついています。
この状態が、白石1個を取る直前の状態で、アタリと言います。
本当は黒白黒白と順番に打つのだから、このように黒3個白1個の状況は簡単には起きませんが、説明のためと割り切ってください。
ここで、黒がAの場所に打ったらどうなるか。
こうなります。白石が取り除かれて、黒石が残ります。
では、Aの場所に黒ではなく白が打ったらどうなるか。
こうなります。
取られそうだった白石は無事に盤上に残っています。
取られるのと取られないのと、景色が全く違いますね。
基本はこれだけです。
この図では、〇のところに黒が打てば、そこにある白石をそれぞれ取ることが出来ます。
取る石の塊は大きくなっても同じです。どんなに大きな石でも、周囲をピッタリ囲めば取れるのです。
囲めば取れるが分かると早速打ってみたくなりますよね。
でも、もう少し待ってください。
囲めば取れるのルールによって導かれるさらに大事なルールがあります。
それは「ルール3:打てない場所(着手禁止点)がある」なのですが、その説明は次回へ。