ネット碁に限るが、時間制限のある碁が怖くて打てない。

リアル碁なら全然平気だ。

単純に負けるのが怖いだけだと思っていたが、実際はどうなのか、少し深く考えてみた。

 

ツイッター界隈には、同じように打てなくなってる人が居るようだ。

ネット碁の多くは、棋力(レート)が勝敗によって自動的に上下する。

調子よく何連勝もして今までの最高レートを更新してしまうと、次に負けてレートが下がるのがもったいないと感じる。

「打てない症候群」を発症する要因の一つだろう。

 

だが、僕の場合は少し違うようだ。

 

囲碁に限らず大抵の趣味は、自分が上達していくこと自体が楽しい。

もちろん、勝敗のあるゲームだから、勝つこと自体も当然楽しい。

そして、負ける辛さを知っているからこそ、勝つ喜びは大きいのかも知れない。

 

僕は、囲碁の何が楽しいのだろうか。

囲碁という不可解なゲーム自体の楽しさなのか。

相手に勝つことが楽しいのか。

手談とも言われる、盤上でのコミュニケーションや、盤外でのコミュニケーションが楽しいのか。

全部Yesなのだが、よくよく考えると、僕は自分が上達することが一番の楽しみのようだ。

 

自分の棋力が停滞して久しい。ここ5年くらいは三段だと言ってる気がする。

打っても打っても、勝ったり負けたりで、レートが頭打ちだと認めざるを得ない。

ネット碁のレーティングシステムは、その現実を非情にも突きつけてくる。

 

つまり、僕の場合は「負けるのが怖くて打てない」のではなく、「自分の棋力上昇が止まったことを認めたくなくて打てない」のだ。

似ているが違う。

いや、結局同じか。

まあ、いい。

問題は、これからどうするか、だ。

 

対策はいくつもある。

1.潔く囲碁を止める。(え〜!?)

2.勇気を振り絞って対局する。現実を受け入れつつ未来に期待する。

3.しばらくは実戦以外の勉強(詰碁、棋譜並べ)で棋力向上を目指す。

4.大会等に出場してモチベーションを上げる。

5.ライバルを作る。

6.師匠を作る。

 

1はまず無理。囲碁は自分の人生に深く入りすぎている。

2は解決策になってない。それが出来ないからどうしようという話なのだから。

3と4は自分だけの話。当面はこれをやるしかなさそうだ。

 

しかし、5と6、特に5のライバルの存在は、棋力向上に最適解だと思える。

 

ということで、碁会所三段レベルのライバルと、師匠を緩募したい。

自分のPC環境のせいで、幽玄の間と野狐が使えないのが、ネックになるかな。