Master先生が黒番。

井山さんが白番です。

先生の初手小目も珍しいけど、たすき型で向かい小目は珍しいですね。


おお、これは秀策のコスミ。

じゃないですが、そんな雰囲気。

井山さん、ここはじっくりと、これで一番、という感じですね。

相変わらず、かかりっぱなしのまま大好きな大ゲイマシマリ。

左下へのかかりには受けずに、左辺の開き。

これは遠すぎて、ハサミとは言えないでしょうね。

白の両ガカリ(というのかな)に対して

ん? 見たことないですね。

愛用の定石ペディア(http://www.josekipedia.com/)にもありませんでした。

でも、この手は普通の感覚ですね。

こんな結果になりました。

切ってる黒1子と競り合いになるんでしょうね。

こんな所ハネられちゃったら、黒悪そう、というか白が良さそうです。

リアル碁なら指がしなるところでしょう。

ビシー!

でも、黒も切りました。

あれ? ちょっと雲行きがおかしいですよ。

ビシー!っとハネた白1子より、後から切った黒のほうが強烈に働いてる気がしますね。

そう見えたのは一瞬だけ。

白石も働いてきましたよ。

形の急所ですね。いいですね。

ただ、左辺に切ってる黒1子も気になりますね。

形の急所とか、関係ありませんからー!

え? そうなんですか。

ありゃりゃ。

ビシー!の白石、取られちゃいましたね。

一応切りを入れましたが、白2子が取られてるなら、切ったことにならないような気が。。

なるほど。

シボリが利きます、というのが白の言い分なんですね。

シボリましたが最後の1手、4子にアタリは利きませんでした。

こういうのが利かないと、バカにされたみたいで、めちゃグヤジイ、です。

要石へのアタリですよ。

普通はツグでしょう。

また出ました。

散々他に打った後に、「なんだ、取らないの? じゃあツグね」。

これまたグヤジーです。

左辺の白に利いてるのがさらに悔しい。

先生。人の心をもてあそぶのは、止めて下さい。

趣味が悪いですよ。

これはまた、深く入りましたね。

白は断点もあって、味悪だと言うんですね。

ん〜、たしかに。

井山さんの猛攻です。

普通の相手ならこの黒2子は取られですよ。

どうサバクのでしょう。

ここで切るんですね。

何故か逆に白4子が風前の灯火っぽい。

白4子が取られました。

その代わり

こっちの黒3子を切り離しに成功です。

さすが井山さん。

話題になった1間開き、からの

2間トビ。

固いですねえ。ガチガチですねえ。

こんなんで勝てるんですねえ。

不思議ですねえ。

何人かのプロ棋士がすでに解説されてますが、この2手は棋理に適ってるんだそうです。

でも打てませんね。

不思議ですね。

井山さん、隅に手を付けました。

このまま地では大きすぎるんでしょう。

隅はきっちり取りきられました。

井山さんでもどうにもならないんだから、手は無いんでしょうね。

井山さん、黒模様になりつるある右辺を荒らしに行きました。

ジリっとコスミ出て右辺の白を分断します。

怖いですね。

二段バネ。

うまいことできてますね。

切ってもどうにもならないようです。

終局図。

井山さんが投了です。

右辺の白がもう逃げられないのかどうか、私には分かりません。

ここは下手なコメントはしないほうが、身のためですね。笑