Master先生の白番です。

プロの手ですが、右上の定石手抜きはすでに定石化していたようですね。

私が知らなかっただけか、Master先生に倣って手抜きしてるのか、どうなんでしょう?

ご存知の方は是非教えて下さい。

定石に戻りました。

Master先生が手抜いた時は、人間が2の2にカケツイでしまうので、この定石に戻ることはありませんでした。

つまり、Master先生は、黒から押さえられる前に2の2にカケツグのは白が良くない、と言ってるようです。

 

これは人間でも、たまに見かけますね。

でも、これはどうですかね。

左上、黒が愚形にグズんだところを、放置してのツケです。

道策先生がこんな感じのツケを多用してた気がしますが、勘違いでしょうか。

左上は黒が多いんだから、何か味がついてれば良い、という感覚なんですかねえ。

このコスミツケは打ちにくいですねえ。

左上は黒が強いので、左辺がそのまま黒地になっちゃいそうです。

左下は三々の狙いも残るし、違和感アリアリです。

コスミツケたからには当然こう来るんだと思いましたが、どうも逆に攻められる石を作ってるように思えるんですよね。

上辺の白、左辺の白、左下の白。

どこかが厳しく攻められそうな気がします。

そう、こういう感じで攻めて回りを真っ黒にして、上辺と左辺のカラミ攻めです。

やっぱり私の感覚、プロ並? 笑

左下への攻めは終了し、今度は左辺へ。

プロの狙いは上辺の白だと思いますよ。

ほら先生、大きく攻められて、これはツライでしょう。

どうするんですか?

黒が下辺H2に押さえたところ。

普通は何か受けますよ。

でも先生は平然と手抜きで上辺へ。

ここを手抜ける、というのが1手30秒で読めちゃうんですから、スゴイですねえ。

本当に手抜きで大丈夫ですか?

そりゃ、プロも怒りますわ。

正解を見せられれば、納得。

楽生きでしたので、手抜きで上辺に打ったのは白が得したんでしょうね。

でもこんな生きはプロもひと目なのでしょうから、黒は先手で1子噛み取ったことで納得なんですかね。

どっちが正しいのかは、勝敗結果が示すのでしょう。

今、右辺に黒が打ち込んだところで、この手。

厚みだろうがなんだろうが、何しろ狙ってますね。

いや、この黒は先生から見たら全然厚みじゃないんですね。

でもこうなってみると、ほら、やっぱりヤバくないですか?

厚みを攻めたつもりが逆に攻められてる、良くあるパターンですよ。笑

打っただけ取られた、なんてこと、になりませんように。(祈)

あれれ、逆に中央の黒が攻められてるような。

黒にしてみれば、後で攻めるハズだった上辺の白が、自分へ攻めてきてるし。

なんでこうなるの?

なぜだか、右辺の黒も絡んでさらに複雑になってきました。

右下、白5子切りを利かそうとした瞬間です。

打ってみたいですね、こういう潔い手。

先生は白5子、要らないそうです。笑

これは無理ですね。多分人間には打てません。

1手30秒ですからね。

5子取られの損と、中央&右辺カラミ攻めの得失比較です。

無理無理。

5子ツグでしょう、普通は誰でも。

さあ、さすがにこれは先生も本気で取りに行くんでしょうね。

見ものですね。

あれ、右下白5子は本当に取られたのかな。

まだ下辺へ渡る筋があるような。無いような。

中央の黒が逃げた(逃した?)ところで、相当前から放置していたここを切りました。

切った黒1子を取れたらハッキリ白が良いですね。

左上、黒が1子アタリにしたところで、先生は2線にハネです。

中央囲うかと思えば隅を削る。

目が回りますね。

やっぱり、右下白5子は取れてなかったんですね。

Q5のノゾキに手抜きする訳です。

一分の隙もない、とはこのこと。

こんなの、人間に勝てるはずがありません。

終局図です。

白投了となってますが、数えると白4目半勝ちのようです。