碁聖戦と並行して進んでいた本因坊戦は、
一力棋聖が4勝3敗で本因坊を奪取しましたが、
碁聖戦は、井山碁聖が2勝をあげ、防衛まで
あと1勝となっています。
挑戦者の一力棋聖、カド番を凌ぐか?
一力棋聖の黒番で始まった第3局。
中盤までほぼ互角の形勢で推移していました。
しかし、この後数手で形勢は一気に井山碁聖に傾きました。
上辺の黒石を取り込んでは、さすがに白が優勢に・・・
最後は、左辺の白をしっかり生きて、中押し勝ち!
井山碁聖の防衛となりました。
囲碁AIの形勢の推移を見ていると、一時盛り返した
一力棋聖でしたが、若干精彩を欠いたような印象を受けました。
本因坊を取って、安心したのか少し気が緩んだのか・・・
井山碁聖、防衛おめでとうございます。
最悪は、年内に無冠になる可能性があっただけに
ファンとしては、ホッとしています。