病院につくとMRIの画像で脳ヘルニアが悪化していることを知らされた。
臓器の問題からも麻酔を弱め人工呼吸器をはずして自力での呼吸が戻ってくるかが試された。
2時間待っても呼吸は戻らない。光に対して目の反応もない。人間でいう脳死の状態であった。人工呼吸器をつけて延命するか、外すかの説明があった。外にでて1時間考えた。
脳死であるが呼吸器を抜くと万が一苦しみが残るのかもしれない。安楽死を決断した。
目の前で麻酔と心臓を止める薬が入る。
とうとうこの時がきてしまった。
助けたい、少しでも長い間一緒に暮らしたいと思っていたがあまりにも急だった。
先生や病院を責めるつもりはないが、良かれと思ってした事が最悪の結果になった。
イギちゃん、ごめんね。
手術前、エサも我慢してもらってた。
退院したらいっぱいあげる予定だったんだけど。腹減ったよね。
柩にイギ坊を納め、車に乗り込んだ。
帰りの道中、岐阜〜名古屋にかけ、とても大きな虹がかかっていた。
