更年期外来の2日後、先生に教えて頂いたメンタルクリニックに伺った。

受付の女性に予約をしていない、と伝えると、「うちはねー、予約が無いとダメなんですよー」と仰る。
おやまぁ、困ったなぁ、どうしたものか、と思っていると、先生らしき男性がカルテを持って受付にいらして、私に声をかけた。
「どうしたの?」
「あ、○○先生からご紹介頂いたんですが、予約をしていなくて・・・」と言うと、
「あー、聞いてる聞いてる、いいよ、待合で待っていて。」
と仰った。

メンタルクリニック、初めて入った。
比較的年齢層が高いなぁ、平日の昼間だからかしら。
若い私がメンタルクリニックだなんて、何となく気まずいなぁ。待合室にいる人全員の視線を浴びているような気がして、少しソワソワした。

数名の患者さんの後、名前を呼ばれ、診察室に入った。
どこの国の物か分からない置物や植物が沢山あって、何だか不思議な部屋である。
指示された椅子に座ると、症状を聞かれた。
先ずは更年期である事、そしてイライラ、不安感、落ち込み、パニック障害等、簡単に伝える。
他にも質問があり、カルテが少しずつ埋まって行く。

あ、肝心な事をまた忘れていた。
「死にたくなる時があります」
変な事を言ってごめんなさい、というつもりで、妙に微笑んでしまった。
穏やかだった先生の顔が険しくなり、私の顔をじっと見つめた。