夢の国、ディズニーランドで「母親失格」と勝手な烙印を自分に押してから3週間後、その日は乳腺外来で検診を受ける日で、更年期外来も兼ねている先生に症状を話し、更年期の薬を強いものに変えて頂こうと思っていた。


乳腺の方は経過観察は続くが、問題無し。
続けてパニック障害の話を聞いて頂いた。
症状が悪化している事を話し、強い薬を、とお願いした。
先生はカルテに鉛筆を走らせている。
「そうですねぇ、今までの薬がこれね・・・」とカルテを見ながらお話になる。

あ!そうだ!伝えた方が良いのかも!
そう思い、
「あ、先生、あともう一つ。死にたくなっちゃうんです」
あっけらかんと伝えた。
誰にでもある事、更年期の症状の1つ、と考えていたからである。

その瞬間、先生の手が止まり、私の顔をじっと見た。
「○○さんね、不安障害が強い時はね、うちじゃ診れないからメンタルクリニックに行きましょう」
へぇ、メンタルクリニックかぁ。
「分かりました、メンタルクリニックで良いところ、ご存知ですか?」
先生の意図に全く気付かず、お花屋さんを聞くような気持ちで聞いた。
頭や感情の動きが鈍くなっている事に、私は気付いていなかった。
先生がお知り合いのすぐ近くにあるメンタルクリニックを教えて下さった。

先生はカルテを書きながら、また私を見て「あなたね、明るい顔してるから大丈夫。そんなに重くないからね。」
「重い」と言われてもまだ、更年期やパニック障害の事だと思っていた。