自ら命を絶ってはいけない、そう思ってはいるものの、そう簡単に「死」を意識しなくなる訳ではなかった。

疲れた、死にたい、
いやいや、娘達の為に死んではいけない、
でも、なんか、疲れた、何もしたくない、死にたい、いやいや・・・
こんな事の繰り返し。

お買い物も、よく行っていた個人商店では、雑談をしなければいけないと思うと急に苦しくなり、行かなくなった。
友達や顔見知りとも会いたくない、と敢えて遠くのスーパーや銀行に行った。
ランチも殆ど断った。
そんな気分ではなかった。

ある日、夫に誘われ映画に行ったが、映画館の閉塞感に息が詰まり、外に出たくて出たくて、居ても立っても居られず、終始そわそわしていた。
でも上映中に外に出て行ったら他の方に迷惑になる、それは申し訳ないから、何とか頑張らないと、その気持ちだけで2時間乗り切った。
映画の内容なんて、1つも入って来なかった。