10月18日に江戸川区野球場で行われた東京都高等学校野球秋季大会2回戦、淑徳高×都立広尾高の観戦記です。

女子高が共学化され1994年に創部された淑徳高ですが近年急速に力をつけ、昨年の秋は4強進出で東京都の21世紀枠推薦校に選出、夏の東東京大会も2年連続で8強まで進出しています。新チームの実力はいかに?

対するは都立の広尾高。春の大会で観戦した時は思い切りのいいバッティングが印象的でしたが、東東京でも強豪の一角に食い込みつつある淑徳相手にどんな試合を見せてくれるでしょうか?

 

<スタメン>

【先攻:都立広尾高】

①ショート 金子

②セカンド 松本

③キャッチャー 北山

④センター 城谷

⑤ファースト 大松

⑥ライト 秋山

⑦サード 玉田

⑧ピッチャー 岩下

⑨レフト 杉山

 

【後攻:淑徳高】

①ショート 濱田

②センター 岩橋

③キャッチャー 井上

④ライト 秋山

⑤ファースト 豊田

⑥セカンド 定岡

⑦レフト 横田

⑧サード 渡邉

⑨ピッチャー 有延

 

<試合概況>

序盤から広尾の積極打法が機能します。初回、1番金子からの3連打で無死満塁とすると内野ゴロの間に1点を先制。

さらにバッテリーエラーで1点を加えると、6番秋山が右中間を破る適時三塁打を放ち、初回に3点を奪います。

淑徳はその裏2番岩橋の左中間を破る三塁打が出ると内野ゴロで1点を返します。

しかし攻撃の手を緩めない広尾は2回表、敵失を足掛かりに1番金子の二塁打でチャンスを広げると、3番北山の2点適時打で追加点を奪います。

3回にも1番金子の適時打が出るなど序盤で広尾が5点のリードを奪います。

広尾は6回にも2番松本の適時打、4番城谷の適時三塁打で3点を追加しコールド要件を満たすと、そのリードを守り切り7回コールド9-1で快勝しました。

<注目選手など雑感>

広尾が14安打の猛打で昨秋4強、夏の東東京8強の強豪淑徳を圧倒しました。

打線は1番から4番までマルチヒットをマーク。1番の金子は4打数4安打3得点の猛打で斬り込み隊長の役割を果たしました。

中軸の3番北山が2安打2打点、4番城谷が2安打3打点とポイントゲッターの役割を果たし、金子の出塁を活かしました。両名とも左打席から鋭い打球を放ち、強力打線の中心として機能しそうです。

守っては先発の岩下が6回1失点7奪三振の好投でゲームメイク。

上背はさほどありませんが、緩い変化球を交え力強いストレートを活かす投球で淑徳打線に付け入るスキを与えませんでした。

これで広尾は16強進出で21世紀枠の選出基準を満たしました。都心の学校でグラウンドが狭く練習環境には恵まれていませんが、それを感じさせない強力打線は面白い存在になりそうです。3回戦の相手は同じ都立の強豪の日野髙。都立対決を制し、21世紀枠の推薦を決定づけたいところですね。

敗れた淑徳はスタメン9人中6人が1年生という若い布陣でしたが経験不足が出た感じですね。そんな中で旧チームからのレギュラーで2年生の岩橋は初回の得点につなげる三塁打を放ちポテンシャルの高さを感じさせました。

この秋は残念な結果に終わりましたが、冬の鍛錬でここ2年8強止まりで終わっている夏の大会でのさらなる高みを目指してほしいです。

 

広尾高3210030=9

淑徳高1000000=1

<7回コールド>

(広)岩下、松本-北山

(淑)有延、永田、秋山、居波―井上

【勝利投手】岩下

【敗戦投手】有延

【三塁打】

(広)秋山、城谷

(淑)岩橋

【二塁打】

(広)金子、杉山