11月22日に法政大学野球場で行われた大学野球オープン戦、法政大×中央大の観戦記です。
明治神宮大会も終わり、2025年の大学野球界も終了し、新主将などの新体制が各校から発表され始めています。来季に向けてのスタートはすでに切られており、寒さも厳しくなる中実戦経験を積む大学も少なくありません。
この秋は久々にAクラスの3位を確保したものの、東大に勝ち星を献上するなど相変わらず不安定な戦いが続く法政。リーグ戦から下級生が経験を積んできただけに、来季こそはコロナの影響で短縮シーズンだった2020年春以来の優勝を狙いたいところ。
対する中央も「青学1強」となりつつ東都で2019年秋の優勝が最後になっています。
両校とも来年の優勝奪還の足掛かりになるものがあるかの支店で注目したい対戦です。
<スタメン>
【先攻:中央大】
①センター 青木
②レフト 橋本
③DH 安田
④サード 伊藤(櫂)
⑤ライト 若井
⑥セカンド 前川
⑦ファースト 髙橋(徹)
⑧ショート 藤本
⑨キャッチャー 山崎
先発ピッチャー 東恩納
【後攻:法政大】
①ライト 境
②ショート 小川(大)
③センター 山田
④キャッチャー 井上(和)
⑤ファースト 今泉(秀)
⑥サード 金谷
⑦DH 野田
⑧レフト 西
⑨セカンド 深谷
先発ピッチャー 槙野
<試合概況>
法政先発槙野の制球が定まりません。初回先頭の青木に四球を与えると、内野安打と死球で満塁のピンチを作り、6番前川に押し出しの四球を与えてしまい先制を許します。一方で3つのアウトをすべて三振で奪う出入りの激しい投球となります。
2回は三者凡退におさ得ますが、3回に4番伊藤(櫂)に二塁打を浴びると、続く5番若井に適時打を許し、2点目を奪われます。
中央は4回にも法政2番手左腕の古川を攻め、2つの四球とヒットで1死満塁のチャンスを作ります。この場面で3塁走者藤本が好スタートを切り、2番橋本がスクイズを決め3点目を奪います。
3回まで中央先発の東恩納の前に走者は出しながらあと一本が出ない法政打線ですが、4回裏4番の井上(和)がライトスタンドにソロ本塁打を放ち、1点を返します。
その後両校走者は出すものの、投手陣が踏ん張りあと1本が出ず、試合はこのまま3-1で中央が勝利しました。
<注目選手など雑感>
中央が2年生投手2人の継投で法政打線を1点に封じ、勝利しました。
先発の沖縄尚学高出身の東恩納は走者を背負うものの落ち着いた投球で5回1失点と先発の役割を果たしました。
2番手の北海高出身の熊谷も力のあるボールで4イニング5奪三振の無失点の好リリーフ。
ライオンズドラフト2位の岩城など4年生投手陣が抜けるあとをしっかり支える存在になってほしい両投手が結果を残したのは中央にとっては好材料だったと思います。
野手ではリーグ戦後半にはスタメンに名を連ねた京都国際高の全国制覇メンバー藤本が3つの四球を選び試合概況で記したとおり、3点目のスクイズ時の好スタートなど曲者ぶりを発揮。守備も安定しておりバッティングに力がつけばリーグを代表するショートになっていきそうです。
しかし中央のこの試合の課題としては法政から10個の四死球をもらいながら12残塁とやや拙攻が目立ったところ。王者青学を始め東都の一部校は隙が少ないチームが多いので、相手のミスを確実に活かす攻撃をしていきたいですね。
一方の法政ですが、今季の法政らしいというかやはり投手陣が課題になりそうです。4投手で10四死球というのは課題が残りました。一方で中央打線から13個の三振を奪っており、ボールの力は間違いなくあるので、細かい制球を身につけていきたいところです。
4番手で登板した1年生の櫻田は2イニングをノーヒット、3つの三振を奪う好投。リーグ戦デビューが期待されます。
秋のリーグ戦でリーグトップの14本塁打を放った強力打線はこの日は封じられたものの、秋のリーグ戦で4本の本塁打を放った1年生の井上(和)が本塁打を含むマルチヒットをマーク。
盗塁も一つ刺すなど捕手としての経験値も上がってきていますが、投手陣の強化には井上(和)の力も不可欠です。招集された大学日本代表候補合宿で他校の捕手から盗めるものを盗んで、攻守ともに法政の大黒柱になっていってほしいなと思います。
中央大101100000=3
法政大000100000=1
(中)東恩納、熊谷-山崎
(法)槙野、古川、針谷、櫻田-井上(和)
【勝利投手】東恩納
【敗戦投手】槙野
【本塁打】
(法)井上(和)
【二塁打】
(中)伊藤(櫂)、那賀












