今週の月曜日に西武ドームのネーミングライツが今までの「メットライフ」との契約が切れ、新たに「ベルーナ」と契約することとなり、球場名が「ベルーナドーム」に変わることが発表されました。

 

「メットライフドーム」という名称がようやく馴染んだと思ったら、また名前が変わるんかいとツッコミを入れたくなるところですね。筆者がどちらかというとネーミングライツ否定派なのはこうもコロコロ名前が変わるところなんですよね。ベルーナの契約期間は5年ということですが、長期間ネーミングライツを継続してほしいなと思います。

 

このネーミングライツに関して、先日お亡くなりになった水島新司先生の追悼記事の中で気になるものが。

 


この記事の中で「実現しなかったドカベンスタジアム」という小見出しで、HARDOFF ECOスタジアムの建設計画が持ち上がった際に、当時の新潟県知事が「ドカベンスタジアム」構想を打ち上げたことに、水島先生も大喜びでドカベンの名称の無償使用を快諾していたそうなのですが、その後知事が変わり「ネーミングライツで直接収入をあげるべき」との判断になったのか、HARDOFFとネーミングライツ契約を結んだとのことが記されています。

Wikipediaでもこのネーミングライツの経緯は書かれていますが、水島先生と新潟県の財界関係者とともに働きかけを行ったとなっていますが、前段に前知事からのアプローチがあったことが記されていなかったので、事実だとしたら新潟県は不義理に加え、もったいないことをしたなと思いますね。

一方でこんな記事も。

 

明訓高校のモデルとなった新潟明訓高校の監督を務め、現在は新潟医療福祉大の総監督を務める佐藤和也さんの追悼コメントの中で水島先生の功績を見直す動きが広がっており、老朽化が進む市営の鳥屋野野球場を回収する際に向け、「ドカベン球場」の名称やモニュメントを設置するなどの私案を市の関係者に示し、その以降も水島先生サイドにも伝えていたとのこと。

これはネーミングライツのような世知辛い話ではなくとても夢のある話で、実現してほしいものですね。「ドカベン球場」、モニュメントの設置いいですねぇ。同じ敷地内に「水島新司ミュージアム」なんて併設したら試合がない日や雪に閉ざされる冬場にも集客できるだろうし、それぞれの入場口を「山田ゲート」とか「岩鬼ゲート」「殿馬ゲート」なんてしたら面白くないですか?鳥屋野潟の対岸の県立野球場で実現できなかったことをぜひ実現させてほしいです。

夢のある話で言えばこんな話題も。

 


パイレーツの筒香嘉智が生まれ故郷の和歌山県橋本市に「自腹」で野球場を建設するというニュース。

今までも少年野球などの在り方に一家言を呈してきた筒香が、自分の理想の野球環境を実現するためにスポンサーを付けずに自腹で行うプロジェクトとのことですが、一流選手のこういったお金の使い方は素晴らしいですし夢がありますね。全面天然芝というのも好感が持てます。

球場巡ラーとしては筒香球場が完成したら、また新潟にドカベンスタジアムが実現したらぜひ訪問したいなと思います。