昨日は娘の入学式でした。

何となくこうなることは分かっていたけど、想像以上に母子分離が出来ず、
「何でこの子だけ、ずっと泣いてるんだろう」
「何で私と離れられないんだろう」
そんな時間が過ぎていった。

やっぱり母子分離が出来ない


入学式が始まる前、親御さんは別室に行き待機、その間こどもたちは教室で、式で先生から名前を呼ばれた時の返事の練習をしたりする時間が40分程あった。
他の親御さんが別室に移り、少しずつその人数も減っていき、そのことを理解した娘は号泣し、私の腕を掴んで離さなかった真顔
支援級や支援員の先生も「お母さんが大丈夫でしたら横にいてあげてもらっても良いですよ」と温かい言葉をくれて、結局私は大粒の涙を流しながら泣いている娘の横にいて、式が始まるのを全く待った。
号泣する度に周りの子が驚いたような顔をしてこっちを見て来て、私は娘を少しでも静かにさせることだけに必死だった。だけどあまりにも泣きわめく娘の姿を見て先生が「特別支援学級の教室とか行って来てごらんニコニコ」と声を掛けてくれて、教室を出てしばしのクールダウンタイム。
すると本人が手を引っ張り「みんなの教室に戻る」と意思表示をしてくれたから、教室の外から入学式の返事の練習や体育館の椅子の座り方の
説明を聞いた。だけどその間も常に私の手を引っ張ったりと情緒不安定が続く…真顔

そりゃあ、着物を来た沢山の保護者がいたり、初めての場所に緊張したり、「入学式の見通しが立っていない娘」からしたら、不安要素しかないんだから仕方ない。
その時もそう頭では分かっていても、場所なんて関係なく、ずっと泣きわめいている娘を見て、私はどうしようもない感情に襲われた。



保育園の時から仲良しだった男の子と1枚。

手を繋いで入場


この時の様子をずっと見ていた先生には、
「泣いているのに無理やり引っ張って体育館に入場させるのだけはしたくないので、お母さんが大丈夫でしたら、手を繋いで一緒に入場してもらっても良いですか?」
と言ってくださり、「入場した後も娘さんの横に椅子を置いておくのでそこにお母さんも一緒に座ってくださいニコニコ」と言われ、臨機応変に対応して下さるその配慮に感謝した。
時間が経ち少し冷静になってみれば、 
「娘が安心して入学式に参加出来ればそれで良い」
と思えた自分もいた。
手を繋いで一緒に入場もしたし、(左右に在校生がいる)座ってからも私は娘の横に座り、横に座ったは良いけど、
「じっとすることが苦手な娘」は終始私の腕にしがみついたり、体勢が崩れ、もはやグダグダ状態に…在校生にも丸見えだよ無気力
他の親御さんは、後ろの「保護者席」に座っているというのに、私と娘の処だけが何だか別世界のようだった。
まぁ他の保護者からどう思われたって、もうどうだって良い。 
「どうせ、支援級なんだし」 
その事実が私の気持ちを軽くしてくれた。

もちろん退場も一緒に手を繋いで歩き、退場後はまた体育館に戻り記念撮影。
この時は在校生がそれぞれ教室に戻っていていから、娘の緊張もほぐれ、支援学級の先生からは、
「目も合わせるし、指示もしっかりはいってるので花丸です」 
と言われたけど、写真撮影が終ればまた号泣。 
入学式が終わり、交流級の教室に戻り、担任の先生から今後の提出物の話しがあったけど、この時にはもう私も娘も限界を超えていて、あとは夫は任せ、二人で教室を出た。 
その時教頭先生がいて、「迷惑かけてすみません」と謝ったら、
「お母さん、大丈夫ですよニコニコ娘さんが安心して過ごせることが大事なんですよ✨」と笑顔で言ってくださった。

 支援級の先生からの言葉


どうしたって謝ることが多くなる自閉症育児。
特に娘は情緒不安定で繊細さんだから、私も対応に困り、いつも絶壁のそばに立たされている様な気持ちになる。
「今日から学校生活がどうなるんだろう?」
「そもそも付き添い登校のあと、私から離れて下駄箱に行けるんだろうか?」
考えればキリがない。
「まず今日入学式に出れたことが花丸ですOK娘さんを思いっきり褒めてあげて、お母さん自身も頑張った自分にご褒美をあげてくださいキラキラ
と言ってくれた。
でも現実、学校生活生活が今後どうなっていくのか私は「不安」しかない。こればっかりはどうしようも出来ない。

親の気持ちが子どもに連鎖する。これは仕方のないこと


その親の気持ちが子どもに連鎖することは、今までの自閉症育児で存分に理解している。
だけど私は「何でもどーんと来い!」とどっしり身構えほどのメンタルの強さを持ち合わせていない。
自分の不安を処理していければ良いんだろうけど、今の娘を見ていて、そう簡単に処理していけない。
(すみません、私の不安が娘に伝わるとコメントが来て、その不安を処理しないといけないという内容のコメントが来てモヤモヤしてます)
自分から教頭先生や支援学級の先生に
「こういうことがあったらどうした良いですか?」と事前に聞いておいたことが良かったのかもしれない。
今までの娘を見てれば、自ずと「入学式の娘の姿」が想像できる。ただ今回もまたその想像を遥かに超え、私はまたしばらく凹んだ。
小学校生活が憂鬱で仕方ない。
(私の素直な気持ちなので、そっとしといてください)
娘に振り回され、私はげんなりすることも多いし、どう考えたって「ワガママ」にしか思えない行動に怒り心頭になり、娘に対して怒鳴り散らすことが沢山ある。
それが虐待だとか言われようが、私にだって感情がある。
「1年生になったんだから」
とプレッシャーをかけられ、「だから何?」といつも思ってる。
まだ1年生になったばっかりだよ。先月まで保育園児だったのに、何でもかんでも急に出来るはずなんてない。
ゆっくりでもただ元気に通ってくれたら、それだけで良いのにな…
(母子分離は常に課題)