先日の日曜日、震災以降初めて「猫カフェ」に行った。
震災があるまでは、それこそ毎週のように市外にある「猫カフェ」にルーティンのごとく行っていたのだけれど、
「また建物が揺れたらどうするの〜」と言って猫カフェに行けなくなった。
震災が起きた時、元旦ということもあり、地元のショッピングセンターにいて、その時の地震の激しい横揺れと「ゴォー」という物凄い地鳴りを経験した息子は建物内に行くことにトラウマを抱えるようになった。
横揺れが起きたと同時に建物内の火災報知器が作動し、その流れで一部店舗のシャッターが降り、息子はその時のことを今でも話すことがある。「怖い経験」をしたことも事実だけれど、人生で初めての経験をしたことも事実。
その時のことがあり、私は息子自身が「大丈夫」「また猫カフェに行きたい」と言えるようになるまで待った
そして先週、息子の口から「ぼく、猫カフェ行きたい猫ちゃんたち大丈夫だったかなぁ?」という言葉が出てきて、先日の2ヶ月半ぶりぐらいに猫カフェに行って来た
今まで「また猫カフェに行くの?」って思ってたけれど、いざ行けなくなるとそれがとてつもなく尊い時間なのだと、私自身気付くようになった。
やっぱり「当たり前の時間」「当たり前のもの」なんてないんだって強く思った
久しぶりに会えた猫ちゃん達に、私はとても癒やされた
息子の中で地震の恐怖と葛藤しながらも、「やっぱり猫ちゃん達に会いに行きたい」そう思えた気持ちに拍手を送ってあげたいと思った
私も震災が起きた時にいたショッピングセンターに行くときは未だに怖いし、動悸がする時がある。だけど、それはいずれ乗り越えないといけない壁だとも思っている。