震災から1ヶ月が経った。

あの時のことは今も鮮明に体や脳に染み付いてる。
「建物が崩れ落ちるかもしれない」「死ぬかもしれない」
本当にそう思った。
当たり前だったことが当たり前ではなかったということに気付いたこの1ヶ月…
沢山の方々の支援や温かさに触れ、
これが支え合って生きるということなんだと思った。
人に優しくしてもらえた時、助けてもらえた時、温かい言葉をかけてもらえた時、
「私もそんな人になりたい」
と自然に思えたのは、そういう景色を目の前で沢山見てきたから。
支援物資の配給所や給水所などで「大丈夫ですか?」「持ちましょうか?」
些細だけれどそんな言葉がとても嬉しかった。
涙が出るほど嬉しかった。
だから私も周りに優しくなりたい。
(我が子にも優しく出来てないのに偉そうにすみませんショボーン

「大丈夫ですか?」
言えるようで、なかなか言えない言葉。
だけど、その言葉で救われる人もいることも、また事実。


私の住んでいる市でもまだ断水している所がまだあるし、温泉街の旅館も亀裂や陥没など壊滅的な被害を受けている。
地元の旅館だけれど、私自身も何回も泊まりに行っているし、テレビで温泉街や旅館の被害を見た時には言葉が出ないほどの衝撃を受けた。
道路は徐々に修復されて来てはいるけれど、全壊や半壊の建物は未だにそのまま。

来週には
【小学校の給食が簡易的な形式ではあるけれど再開されます】
と、教育委員会から連絡があり、ホッとしている。
どんな形式であれ、給食があるだけで子供たちは喜ぶし、親としても助かる部分が大きい。
少しずつでも今まであった日常が早く戻ってきてほしいと願わずにはいられない。



まだまだ復興には月日も年月も掛かるのは確かだし、
震災前の日常に戻れるまではほど遠く、心身ともに疲弊してる。
子供たちの心のケアをしなきゃならないのに、反対に子ども達に対し暴言を吐き、更に自己嫌悪。

だけど、全国からの励ましや温かい言葉に触れ、
毎日を生きていこうと思う。