香港国際空港に着くなり、
イースタンのVIP待遇がスタート。

マネージャーが出口で待っていてくれて、
すぐさまマネージャーと記念撮影。
その写真をイースタンのボスに送り、
井川がキチンと香港に到着したことを報告。
その後、
真っ黒なアルファードに乗せられ、ボスが待つ場所まで向かいました。

車に乗り込むとマネージャーから選手リストの紙を渡され、背番号は何番がいいのか?
と聞かれました。

香港に着いてからの一連の行動に、イースタンの焦りを感じていました。

というのも実は、
香港から日本に帰りイースタンが契約をしたい!
との旨をエージェントの知り合いの方から伝えられたその翌日に、
まさかのペガサスからも契約を結びたいとの連絡を受けました。

既にイースタンとの契約を口頭ですが了承をしていたので、ペガサスとは契約を出来ない旨を伝えていました。

その実情をイースタン側は知っていたので、
僕の確保に躍起になっていたのです…笑

車に乗り込むと、
車の中で背番号を41番と決めました。
マネージャーに何故41番なんだ?
4番ではなくていいのか?
と真顔で聞かれました。

41番を選んだ理由。
それは、
・4+1 長い間背負わせていただいた4番の川崎時
   代から、1歩成長したい。
・単純に、家長昭博が好きだったから!笑

の理由で決めました。

一通りの作業を車の中で済ませ、夕方からモンコックスタジアムで開催されるイースタンの試合を観戦し1日目は終了。

契約書にサインをするまでは安心できないという認識があったので、翌日本当にサインが出来るかとても不安でした。

翌日、無事に契約書にサインを交わしミッションコンプリート。

直ぐに日本に帰り、年明けのタイキャンプに合流出来る準備をしなくてはなりませんでした。笑

2週間弱で日本⇄香港を2往復半+香港⇄タイという過酷スケジュール。
心身ともにとても疲れましたが、それと同時に達成感も味わっていました。

今回の一連の流れから僕が学んだ事。
それは、

「行動を起こさないことには、何も動き出さない」
という事。

・香港でサッカーをしたいと、人に伝える。
・契約を勝ち取るために、弾丸で香港に飛んだ。
・そこで人と出会う。

僕が香港でサッカーをしたい!
と香港の友人に伝えなければ、ペガサスからオファーが届かなかっただろうし、契約するのが難しいと言われたけれど、一か八かで香港に行ったことにより、ミンチョルと出会いエージェントを紹介してもらい、ペガサスの監督がSNSに僕と食事したことを掲載した。
それによりイースタンが僕の存在を把握し、契約に至る。

全ては僕の香港でサッカーをしたい!
ということを伝えて、行動に移した事により契約を勝ち取る事が出来ました。
勿論、イースタンがアジア人DFを探していたというラッキーも重なりましたが、
行動を起こしていなければ、そもそもイースタンの獲得リストに載ることはなかったでしょう。

「行動力」

頭で将来の事を計算するよりも、
まずは行動に移してみましょう。
第一歩を踏み出してみましょう。
自分が想像していた通りに物事が進むことは、
まず無いと考えていいと思います。

偉そうにブログを書いている僕も、
まだまだ未熟者です。

ただ、
自分の実体験から少しでも何かを感じて、
行動に移してくださる方が一人でも増えたら幸いです。




Iga