注意:とてつもなく重いです
閲覧注意ですので
肉親を喪う気持ちを表す言葉に
【胸に穴が空く】と言う表現があるけれど
私にとっては
その大きさは、一説にある恐竜が滅んだ原因と言われる隕石。
それがあったとして、出来たクレーターは
グランドキャニオンなんて目じゃないのだろう
妹が亡くなり、存在が居なくなったことで、私かなりの間、食べ物の味がよくわからない日々だった。
厳密に言うと、徐々に味は多少わかるようになったけれど、本来の美味しさを素直に享受出来ていない。
そんな日々が結構続いてた。
寂しさ虚しさを感じたくなくて、コロナ下で外出もままならず閉じ籠っている日々が続いていた
内外への気遣いが出来ないのに
できてる風を装う自分
感情を素直に表現できない
訳あって泣けない
泣けないから怒ったり、違う表現になる…
トラウマ
泣けないトラウマ
植え付けられたモノ
それを
分かり合える
分かち合える人の喪失
甘えさせてくれた人が居ない辛さ
妹を喪う
親が逝った後
慰めあったりしてて生きていく
そんな風に過ごすつもりだったのにね
ただ逆縁に嘆き悲しむ母のフォローで手一杯で
自分の気持ちに向き合うことが後回しになりすぎた私
そして妹の次に母へ始まった介護に
色々なことが思い出されて
母の普通の日常を変えず過ごしたいという要望
徐々に変えつつも、強烈な自我故のわがままを聞いていると疲れてしまって…
(ねえ、自分は親の介護なんてしていなかったじゃない💢)
込み上げてくる怒りと虚しさ
妹の母への孝行と言う名の優しさ(依存させてしまった原因のひとつ)
根本的に母は
幼い子供らに対しては
モラハラ
パワハラ
自分の言うことが絶対
きかないと行きすぎた体罰
わかりやすく言えば虐待かな
優しいけれど、忙し過ぎて家にいる時間の少なかった父だった。
すぐ近所に住む舅姑・小舅小姑達との軋轢の矛先は全て幼い私に向かって
母からすれば初孫である私を取り上げて、猫可愛がりする婚家の人たち
ようやくゆっくり子供を抱きしめられたのは次女を産んでからだと後から母に聞かされた
週に3日と手元にいない長女が
幼稚園に入る時にやっと家で毎日眠るようになったほど
それほどに私は祖父母、叔父叔母との時間が長かったけれど
物心付いてからは、それは自分がいる事で機嫌の良い祖父母達に気を遣って居たからなのだと、誰も気付いて居なかった。
憚る事なく母の至らなさを口にする若い未婚の叔母達に(いい子にしていたらお母さんを悪く言われないかな)と気遣っていた小さなワタシ
家にいる様になっても
子供の気持ちなど到底伝わらず、近くに住まう義家族への母の荒れ狂う感情の波に晒される私達。
でも妹弟はまだは立ち位置が違ったので対象から外れていた時が多い。
ストレスから気持ちが振り切れた母の怒りに、時々は巻き込まれるけど。
大概私が1人だけ折檻されるのを見ていたので、下の妹弟は恐怖から我が身に及ばぬよう色々考えて画策・回避していたそうだ。
例え姉が無実冤罪でも、分かっていても庇えない…
姉には気の毒だが自分はああなりたくない。
それほど幼い心に染み込んだ母による闇
姉だけに負わせた。その負い目があったと妹に打ち明けられたあの時
弟は末っ子長男なので、別格扱いだけど、それでも幼心にキズはつく。彼は後に父亡き後に早くに家を出てしまった。
妹からの贖罪の様な言葉の原因は母なので責められなかった。その気持ちはわかりすぎるから。
妹へのわだかまりはとうの昔に無い。
小さな頃から一緒なので性格はわかっているし、何しろ次女は要領が良いものだから。
仕方ないよね
母に対する私の気持ちのやり場は…
ずっとずっと封印されたまま時が経ちすぎた
私、何故かグレなかった
母は見栄っ張り故に、友人達の子息娘らの優秀な事を聞くと、張り合って色々習わせたりする対象は長女の私だけ…何故❓何故⁉️
ああ、妹には『イヤ』が許されていたナ
私には『いやだ』と言う言葉を言わさないように誘導されていた。
そして自分の思った結果が出ないと怒り狂う母💢
理不尽な事多々だけどよくまぁグレなかった。
グレるのもお金かかるし
我が身を痛め付けるのは嫌だったし
私の心の拠り所は
可愛がってくれた大好きな母方の祖母や亡くなった父が、いつでも後ろで見ている気がしていたから
馬鹿げた事はしたくなかった
そして、母の置かれた境遇を本当に幼い頃から気の毒に思って、庇って来たつもりでもあったし
母の抱える闇
子供はどんなに小さくても案外大人っぽい目線を持っている
そんな幼年時代だった
その能力は過去に使い切って今は霧散したみたいだけど…
けれど
今になって自分を苛む気持ちが
幼い私が
あの時々に封印したあの感情が
母と2人きりで向き合っていると苦しくて
過去のことは無かった事にして、わがまま放題を言う母に、時々やり場のない叫びたいような気持ちが湧き上がってくる
幼い頃は泣き声を出すと余計に折檻されたから
…あぁ
…時間は必要だね本当に…
ある日ある時に
ふと
もしかしたら
この人は菩薩行をしているのかな
私が同じ道に落ちないように、敢えて悪い見本を見せてくれ続けていたのかなと
ようやく
そんなふうに思える時が
ようやくきた感じ
やっと
やっと
少しだけ
自分の気持ちが軽くなってきたのかな
先日妹に夢で会えた
また会いたいな

