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百田夏菜子を尊敬します

ももいろクローバーZのリーダー、百田夏菜子。
彼女を心から尊敬し、人として愛してやまないてつやんの随想録。

この一連の記事は、できればQuick Japan109号を手元に置きつつ、読んでください。


8月4日。日産スタジアム。
ももクロ夏のバカ騒ぎの会場で、上記のQJ109号が先行販売された。
事前に発表された表紙がすでに素晴らしく、
初めて見たときは床でしばらくもんどりうってしまい、起き上がれなかった。
もちろん内容のラインナップもすさまじい。
ついに夏菜子の母親が厚いヴェールを脱ぐと言われても、想像すらつかない。

 


冊子自体は日産会場で無事手に入れ、
しかしながら現場では一ページも開くことができなかった。
それはもちろん、どんなページであろうと
今持てる全神経を集中させられる状態で開きたかったからだ。
逆に言えば、おいそれとは開けない。
問題は、いつ開くかだ。

それを悩みつつ日産の本番を迎え、声と汗を最高潮に搾り出し、
初めて背筋と腹筋を両方ツリそうになりながらその日を終えた。
もちろん恒例の打ち上げも渋谷で行い、
翌日は朝10時からみんなで温泉に行く約束をして、2時過ぎに帰宅した。

泥のように眠り、起きたらまだ8時だった。
日産の疲れもそれほどなく、温泉に行くまではまだ時間がある。
なにをしよう、と悩んだ瞬間、鞄から夏菜子が顔を覗かせているのが見えた。
あぁ、QJを読めばいいのか。
いやむしろ、読むなら今しかない。
今を逃したら、次にどんなタイミングで開いたらいいのか見失ってしまう。
日産の余韻残りまくりの翌朝、決して悪くないタイミングだ。

そして、ページを開いた―。
ら。

  
 

見たこともないような美しい表情の夏菜子が、まっすぐにこっちを見つめていた。
一瞬、心臓がとまった。かのように。
ここからページがめくれなくなり、どうしようもなくなった僕は、
それしかできないかのようにまつ毛の本数を数えたり、唇の皺を数えたりしていた。
どうすればいいかもわからないままに5分ほどが経過し、
それでもなんとか次のページを開くことができた、と思った。ら。

 


先ほどとはまったく違う、究極に無邪気ながらにやはり美しい、
躍動感あふれまくりの夏菜子がそこにいた。
驚くほど美しい青空、力強い緑、夏菜子の心のように透き通った海―。
これは―。
夏菜子はすごい。
天才だと思う。
でも、これはこの撮影地である奄美大島の力が、多分に含まれているのではないか。
こんな素敵な場所にいるからこそ、夏菜子はこんなにも豊かな表情なのではないだろうか。
そう思い、もう一ページをめくった。
すると。

 


夏菜子が美しい砂浜に横たわり、こちらを見つめて微笑んでいた。
えくぼも深く、美しく、まるで砂浜の砂が今そこのえくぼの穴から出てきたのかと
思うほど、臨場感のある笑顔だった。
これは。これはヤバい。
今すぐ隣に寝転がって、とりあえず夏菜子を見つめたい。じゃれあいたい。
でもそんなことは、できない。けどそれに近いことをやりたい。
あぁ、ここに、奄美に、今すぐこの砂浜に行きたい・・・!!!!

その瞬間。

僕は、QJを閉じていた。

奄美、行こう。
行きたい、なんて願望は一瞬で消えた。
固い決意を以て、たった数枚のグラビアを見た僕は、奄美行きの飛行機を探した。
行けるとしたら、たまたま休暇がとれていたGF翌日の8日から
サマソニ前の10日までの2泊3日しかない。
ここを逃したら、やはりもう二度と行けない気がした。

出発3日前の段階で、ツアーなんてもちろんない。
航空券を探したら、日本の通常のサイトでも買えない。
しかし。
あった。一か所、イギリスのサイトで販売しているではないか。

表記はすべて英語、金額計算はポンド。
ドルでもユーロでもない馴染みのなさすぎる金額欄を眺めつつ、
往復の飛行機プランをたたいてみると。
航空券だけで、一人往復12万円以上だった。
これは高い。が、しょうがない。
12万円払って行けるなら、行こう。それが決意ってもんだ。

しかし、それ以上の問題として、現地での足がある。
奄美大島は結構大きい島だ。
車がないとどこにも行けないし、夏菜子の砂浜も探せない。
航空券を確定させる前に、急いでレンタカーに電話した。
しかし。
ない。
いくらかけても、車はすべて予約で埋まっていた。

まずったな―。そう思いかけた瞬間、
「そうだ、原チャがあるかもしれない」
そんなことが脳裏をよぎった。
調べてみると、島で2軒だけ、ホテルが原チャを貸し出していた。
こうなりゃダメ元!と、一軒目に電話をかけた。
「3日後の8日から10日の3日間、原チャ空いてますか。」
おそるおそるたずねると。
「えーと、はい、大丈夫ですよ。6000円になりますがよろしいですか?」
え。。
肩すかしのように、原チャが空いていた。
当然迷うことなく「お願いします!」とこたえ、ついでに宿もそこで抑えた。

しかし、ホテルの方に「何時頃到着されますか?」と聞かれたとき、
やや申し訳ない気持ちになった。
なぜなら、まだ決まっていない。
航空券自体、とれていないから。
またあとで連絡します、とだけ言い残し、改めて航空券を確保し、旅が確定した。

トータルコストは二泊で1万2千円、原付6000円。航空券込みで14万。
高いは高いが、よく考えたら今回の旅は夏菜子も一緒に行くようなもんだ。
二人でこの値段なら、決して高くない。一人あたり7万円だ。
そう思ったら、なんだか心が晴れ晴れした。
あとは夏菜子QJと、思いっきり奄美を楽しむだけだ。

ちなみに、航空券の画面はこんな感じでした。
伊丹空港経由で、片道3時間半前後。

 



QJを開いてからここまで、およそ3~40分。
ついさっきまでの自分は、もうはるか彼方に置き去りにしてきてしまった。
GFからサマソニの間は久しぶりにゆっくりしよう、とか。
ぬるい夏休みを考えていた自分は、
一瞬にして思い出せないくらいにまで粉々になって、消えてしまった。