勝山/久保神社-夏祭り
久保神社
(くぼじんじゃ) 大阪市天王寺区勝山2丁目
聖徳太子が建立した鎮守“四天王寺七宮”の一社に数えられ 祭神に天照皇大神/速素盞男尊/伊邪那岐尊/伊邪那美尊/宇賀御霊神を祀っています 昔この一帯は窪地だったため地名/社名ともに“久保”の由来となったのだとか
久保村の産土神でもあり 四天王寺建立の願が成熟したことから“願成就宮”とも言われ 願掛けに纏わる神様を多く祀っています
伊勢神宮遥拝所とは この地から伊勢神宮を拝むために設けられた場所です なおこの遥拝所には鳥居の奥に磐座が祀られ その上にリング状のモニュメントが設置されています(写真) また周辺には幾つかの石碑も安置されています
(参照)伊勢系の神社と神宮遥拝所の違い
-伊勢神宮が大好き
正一位(しょういちい)とは神社の位において最高位を指す冠位です また白玉稲荷大明神の案内板には五穀豊穣から商売繁盛/家内安全に至るまで幅広い御神徳があると記されています
悪い方位を祓う方災除の神を祀っており そのほか新築や引越など様々な方位を司るということで信仰されているようです 方位を司る神は主に陰陽道の神です そのため詳しい祭神は不明ですが おそらく陰陽道に関わる神であると考えられます
白龍神社(はくりゅうじんじゃ)
女人の守護神として崇められ 子宝にも恵まれ商売繁盛など心願成就の霊験あらたかなことで広く知られています 方除神社と白龍神社は隣り合わせで建立されています
最も古い自然信仰の姿を今に残し 岩そのものを御神体とした頭脳の神様を祈願している御神座とされており 頭に持病のある方や入試を控えた学生諸君などに幅広く信仰されていると説明されています
このような巨石を御神体として祀る形式は磐座信仰(いわくらしんこう)と呼ばれ 古神道(神社が建てられる前の古い神道)における祭祀形式で 日本古来の自然崇拝の形として知られています
聖徳太子により深く信仰され 多くの願いを成就させたことによって“願成就宮”と呼ばれるようになったとされています そのため今なお庶民の信仰が絶えず 霊験あらたかな社であると伝えられているそうです