こんにちは。

五十嵐将雄(がらし)です。

 

引き続き、「他人のエネルギーを奪うな」問題について。

 

 

前回ちょっと深堀できなかったのが。

「本人は良かれと思ってることが、実は他人のエネルギーを奪っている場合」

 

 

って部分ですね!

 

 

例えば、親子の例で言うと、

 

子供が勉強しようという気になっている。

 

でも、それは前回のテストの点数が悪かったから、改善しようって思っての行動。

 

そこで、親が登場する。

「あんた、勉強してんの? テストの点数悪いじゃない!ダメじゃない!」

 

って言われて、子供は「今から勉強する気だったのに、嫌な気分になった。やめよ。」

ってなったりする。

 

 

上司と部下の例だと、

部下がこれから仕事頑張ろうと思っている。

でも、やる気になったタイミングで、上司から声をかけられる。

「もっと仕事しろよ」的なことを言われる。

部下は、「今から頑張ろうと思ってたのに、じゃーいいや」ってなってしまう。

 

 

あと、親元を離れた親子関係の例。

親から、息子(娘)あてに電話がくる。

「あんた元気でやってんの?! たまには電話くらいよこしなさいよ!心配するでしょ!」

 

息子(娘)からしたら、

「いや、元気だったけど、そう言われてちょっと元気なくなったわ」ってなる。

 

 

 

いくつか、例をあげましたが、想像できました?笑

 

これって、声をかけてる側からすると、

「心配してやってるのに」

的な感情なんでしょうけど、

受け手からすると「エネルギーを奪われてる」んですよね!

 

善意の悪というか。

 

声かけてる側は

「心配してやってる」というけど、結局のところ

相手のことがわからなかったり、状況が把握できてなかったり、自分の思い通りに相手が動いて来れてなかったり、そういう不安や空虚な部分を埋めようと思って、自分を正当化して、相手に自分よがりなコミュニケーションを取っている。

ってことなんですよね!

 

だから、「相手のために言ってやってんだ!」とか言いつつ、

 

そうやって、声をかけたり、自分が把握したかったり、相手を動かしたかったり、

そのために、相手を「操りたい」「コントロールしたい」「支配したい」

って思いからのコミュニケーションなので、それは単なる「for me」ですよね。

 

でも、こういうコミュニケーション取ってしまう上司とか、親とかってめちゃめちゃいると思います。

しかも、厄介なのが、「良かれと思ってやってる」ってのが顕在意識なので、

自分で自覚して改善してくれる期待はできないってことですね。

 

なので、受け手からしたら、「エネルギーを奪われない環境設計」が大事ですね!

もしくは、相手がどういう不安を抱えると、自分のエネルギーを奪おうとしてくるのか?っていうのがわかっていれば、先にその空虚を埋めるような関わりをしてあげる。

ってのも有効な対策かなと思います!

 

逆に、自分が「あっ、そのコミュニケーションしちゃってるわ」

ってもし気づいてくれた人がいたら、その場合は

「信じて待つ」

ってのが大事なスタンスかなと思います。

 

そういう思いを持っていれば、

仮に声をかけたり、相手の状況を把握したくてコミュニケーションを取ったりした際に、相手から「この人はfor meで言ってきてんな」とはならないと思います。

 

とにかく、自分の不安を消したいから

っていう理由でコミュニケーションを取るのはやめましょう。

 

相手に声をかける前に

「この声かけは、相手のため?それとも自分のため?」

って一度客観視して、自分に問いかけられるようになると良いかもしれませんね!

 

 

前回の記事と繰り返しになりますが、

奪ってばかりいると確実に人は離れていきます!

人が近づいてくる、人が集まる人になるために、

「与える」「ギブする」「信じる」

ってスタンスを日々体現できるようになっていきたいですね(^^)