そろそろ、「恋愛小説」も佳境に入ってまいりますが、すでに過去の話… 駄目になった話をくどくど書いているんじゃない!現在はどうなんだ? というご要望にお答えして、現在進行形に近い話を新展開してみました。
でも、この現在進行形は進行しない可能性も大です…
ま、もともとが「もてない君」ですからやたらめったら「恋」の話があるのも おかしいのですけどね…
ということで、第17号をどうぞ! (さすがに小説はちょっと長い?)
今週の「ノンフィクション的恋愛小説」
接近 第3話 後編 適当に昼飯を取り終えて、家路につく。
帰りながら彼女にメールを打った
「こんにちは。久保先生とのゴルフ勝負に敗れてしまいました(>_<)あんまり 久保先生にいじめるネタになる情報を提供しないで下さいm(__)m」
朝の早くからゴルフをしたので、まだ3時過ぎであったがけっこうしんどい。
暑かったせいもあるのか、帰ってからいつの間にか昼寝をしてしまっていた。
おかんが、「晩飯やでー」という声で起こしにきたので、すぐさまメールを チェックするとちゃんと返信が届いていた。 「そっか、負けちゃったのか(>_<)次がんばってね。情報が筒抜け? それは知子がおしゃべりだからでーす(^_^)v嬉しかったからしゃべっちゃいました。
ごめんねぇー(^_^;)」 やっぱり、情報源は彼女自ら発信していたようだ…。
ま、それ以外考えられるところはなかったのではあったのだが。
でも、『嬉しい』という文章が僕をなんともいえない幸せな気分にさせていた。
そんな、悔しかったゴルフと嬉しかったメールを抱きしめながら土曜の夜が過ぎていった。
次の日曜にどんなサプライズがあるかもわからないまま… そんな日曜の朝、いつものように携帯を持ち、夏休み中の彼女にメールを打つ。
「おはよう!田舎はいかがですか?こっちは朝から暑いです(>_<)せっかくの日曜なんですけど何もする気が起こらん…だらだらと過ごしてしまいそうです」
昨日までの彼女からのメールで、彼女のお父さんの実家に遊びに行っているのを 知っていた。
昨日は、温泉に行ったり、花火をしたりして楽しんでいたみたいだ。
だから、まだ、ゆっくりと田舎で過ごすものだと思い込んでいた… 僕は、昨日のゴルフが悔しくて朝からゴルフ練習場で昨日の反省をすべく 練習に励んでいた。
そんなときに彼女からメールが届いた。
「おはよう。今日は何しているの?」
珍しい短いメールだった。
僕は、練習に来ていることを彼女に伝えた。
すると、 「そっかぁ。田舎から今帰ってきたから遊べるかなって思ったの~。練習がんばってね!」
ちょっと待て!僕の頭の中で緊急事態を告げるベルが鳴り響く。
今は、ゴルフの練習をしている場合ではないとすぐに悟った。
彼女を遊びに誘ったことはあっても遊びに誘われることはない。
いや、人生で一度も経験はない。
そんなこれから先、めったにない現象が今、目の前で起こっている。
すぐさま、残った練習球をものすごい勢いで打ちまくり、ゴルフ道具を片付け メールを打つ。
「ゴルフの練習はもう終わりだし、昼から暇だよ。遊びに行けるよ~!」
まだ、大きな問題があったのだがこの時点では気付いていなかった。
続く
次回予告 転機 第1話 台風にご注意!
今週の「ノンフィクション的恋愛小説 第2章プロジェクト発動?」
プロローグ きっかけはいつもこんなところから…
第1話 すっかり、季節も移りあの出会い↑から1年足らず経とうとしていた。 振られるのには慣れているもてない君ではあるが、大台に乗って 周りが結婚していく中、自分が取り残されていくような感じはぬぐえなかった。
そんなことを忘れるべく、いつものようにゴールデンウィークは友人と ゴルフで楽しんでいた。
そんな、いつもの遊びの中でも話は広がっていく。
いつものように、ゴルフを楽しんだもてない君。相変わらず、香川にはまったく 歯が立たず、一つもとりえがない自分が悔しく思えた。
『ゴルフぐらいうまくなりたいなぁ…』そんな思いを毎回のように抱えている。
そんないつものゴルフコンペを終えて、通常は解散するのであるが、 今回は珍しく町田の提案で、ゴルフのあと四条で飯でも食おうということになった。
確かにゴールデンウィークのゴルフ以外でこのメンバーが集うことは稀である。
先日の久保先生の結婚式の際にほとんど集まっているが、それでも今回のメンバーの 一人は出席していなかった。
社会人になって、友人との共有する時間はかなり少ない のはみんな同じように感じているのであろうか。
とにもかくにも、ゴルフの後、 すぐに阪急前に集合することになった。「阪急前」なんて久しぶりに使う言葉である。
学生時代は「阪急前」に集合して同じゼミの友人とよく飲みに出かけたものである。
そんな思いをよそに、集合場所へと急ぐ。
18時集合にしていたが、一番遠い僕は 少し遅れてしまった…
さすがに阪急前は待ち合わせらしき人がいっぱいいる。
そんな中、友人たちはすでに集合していた。 「ごめん、ちょっと遅れた」そういって、友人の輪に入っていった。 しかし、全員を確かめてみると一人足りないことに気づいた。
香川が来ていない…。そのうち、来るだろうということで 久保先生と二人で男7人が静か?に飲み食いできる店を探しに出かけた。
一軒目は久保先生の知っているどこかのビルの2階に上がったコジャレた店を 当たったが、さすがに7人は入れないということで断念した。
静かに飲み食いしたいということで、居酒屋というわけにいかないので 木屋町通りに面した「イマージアムビル」の「和‘s」を当たってみると 7人OKということで、そこの店に決めた。
残っている友人に連絡を取り、場所を説明する。近いのですぐに来れるはずだ。
店に入り、席を案内されると久保先生はおもむろに「生ビール2つ」と 注文した。
どうやら、もう待てないらしい…。
こちらは驚いた顔をしていると
「ええやん、別に。そんな乾杯まで待たなあかん集まりでもないやろ? もうめっちゃのど渇いてるねん」と聞いてくるので、
「確かにそれも、そやな」ということで、友人たちには失礼ながら 先に一杯頂きながら来るのをまった。やはり、暑い日のビールはうまい。 そんなビールでのどを潤した瞬間に、待たせていた連れがやってきた。
「お前ら、ちょっとぐらい待てへんのけぇ?かなんやつらやぁ」と 言いながら、町田たちが一同に席に着いた。
そして、仕切り直して乾杯をする。
こうして、30男の座談会が始まっていった。
ふと、席を見るとあることに気がついた。 そ
れは、既婚者が奥の席に座り、未婚者が手前の席に座っている。
これは、偶然なんだろうか?
まだ、到着していない香川が未婚者席につけば 完璧なのであるが、箸などは奥の席にセッティングされていたので そんなことは起こりえないだろうと思っていた。
そんな矢先、香川が10分ほど遅れて到着してきた。
『どこに座るんだろう?』内心、ちょっと気にしながら見ていると なんと手前の席についた。
確かに、心理的に遅れてきて上座である奥の席には 行きにくいものがあるが、どんぴしゃで手前に座るとは…びっくりである。
そんな、既婚者対未婚者の席になると、すぐさま恋愛の話になっていった。
とりあえず、続く…
次回予告 プロローグ 第2話 僕の携帯を勝手にいじらないで!