KEEP OUT | ひやけのワケはきかないで


日本であって、日本でないエリア。

今思えば、そんなトコいくらでもあるのですが…。


小中学校は地元。
高校は電車で20分の町まで通った。
新しい友人達が住む町でもある。

彼らが当たり前に見てきた景色も私には新鮮に映る。

高校入学後、
初めての友人宅に招待された際、その道中で見たのは、
2メートルはあるフェンスと有刺鉄線に囲まれた、
セ・パ両リーグが全試合を同時にできそうなフィールド。(※)
施設として確認できるのは大きなアンテナだけ。

フェンスの看板には英語と日本語で「入らないでね」的な表記。

友達が住む町なのに・・・。

「なんか・・・、ヤだね、こういうの」

何も分かっていない高校生の、単純素直なつぶやき。

それを聞いた友達の反応は、薄い。
長年慣れ親しんできた環境だから、
その時の私のようなネガな印象は無かったと思うが、
共存や敵対、といったわかり易い関係ではない、
ということは、身についていたのだろう。

そのうちにそんな事を意識するコトもなくなり、
三年間があっという間に過ぎる。

単純素直だった高校生はやがて大人になり
一人暮らしを始める。

住処に選んだのは、その町だった。
あの頃に放置したままの思いを
再び抱かせるが如く。



ココに来て十年以上にもなりますが、
未だに、私自身に変わりはありません。
でも、それでいい、それがいいと思っています。

素直では、なくなりつつありますが・・・。


ちなみに、
最近調べて分かったコトですが、
それはFEN(現AFN)の送信施設でした。

もっと物々しいモノを想像していただけに、
安心したような、拍子抜けのような・・・。


(※)当時のスケール感による表現です。実際は、どうかな