商品に刻印したものだが
実は、これ
グッチが世界で初めて
デザイナーの名を入れて
商品を作り出したという。
これこそグッチが
「ブランドの元祖」と
呼ばれる所以なのだ。
持ち前のフロンティア精神と
職人たちを大切に愛するが故に
アイディアを生み出し
工夫を凝らすのが彼の哲学。
その一つ、グッチは代替素材で
人気商品を作り上げてきた。
戦時中には牛革の代わりに
コーティングしたキャンバス地を
戦後の革不足時には
革の使用を減らすため
バックの持ち手に
竹を使用したバンブーバッグ
![](https://ci3.googleusercontent.com/meips/ADKq_NbJOp1U8ntVSm0LCL9k2IqSnoEi7c433TLlCcPZs8fHkkpQR0ZEit5gDKLmSafQN8JKM9yDmrYrP_40I18b0gcXGkiEMXKXuKK9eXy65C2AGecCnpgp8o1mCZA1MCRvfSyTwPfo0CAthDrPJLq-fHiGD-U=s0-d-e1-ft?caw=800#https://stat.ameba.jp/user_images/20240702/13/igarashi-kaoru/d2/82/p/o0588031715458462804.png)
これも今や不動の人気
代表アイテムだ。
そして、
馬具の腹帯からヒントを得た
緑と赤のストライプリボンも
バンブーバッグやダブルG同様
グッチのシンボルとなっていく。
1940年代後半からロンドン
1950年代にはニューヨーク
1965年には日本に進出
世界中に店舗を広げていく中で
映画業界で仕事をしていた
グッチオ氏の息子が映画の小道具に
グッチ製品を使用したことで
忽ちセレブ御用達 ブランドへ
黄金期である1953年
グッチオ氏が他界。
その後、映画化された
身内での暗殺事件に発展した
一族間での長い継承争いが
混沌を極め
ブランドイメージの崩壊と共に
人気も低迷していくのだった。
そんな中、1994年トム・フォードが
クリエイティブディレクターに就任し
ブーツカットスーツをはじめとする
世界中にグッチブームが再燃!
現在は、ケリング(旧PPP)
によって買収され100%子会社化
されてしまったが
創業から現在に至るまで
幾度も困難に直面し
その度に乗り越え
今もその名が
輝き続けるブランドなのは
グッチオ氏DNAの底力の
なせる業なのだろう