この記事で、国際卓越大学に選ばれる大学は、

東京科学大、名古屋大、強いていうなら京都大

の3校だと書きました。

 

1回目の卓越大の公募で選ばれたのが東北大のみ。

2回目の卓越大の公募でどこが選ばれるか、ということです。

その予想を少し修正しようと思います。

 

 

大阪大学が東京に拠点を置くことは、

特に事業計画などを見なくても、ニュースでも去年から知っている話なのに、

このように新たなニュースのように出してくるところは、

選ばれた時に批判がこないように、今のうちから準備している政府系のプロバガンダが絡んでいるだろうと予想します。

 

京都大が、財源一元管理というのを出してくるとは思わなかったので、思ったより本気かもしれないです。

 

なので、東京科学大、名古屋大、京大、阪大の4校かなと思います。また東大は落選でしょう。

 

阪大は、財政が傾いていましたから、

「阪大と藤田医大のどちらに異動するか迷っている」という知り合いの研究者が何年も前の話ですがいたのですが、結局、財政状況から阪大ではなく藤田医大にしていました。

 

今回国際卓越研究大になって財政を立て直すことだけに使われるなら良くないだろうけれども、

ファンドに出資もしないといけないので、ある程度目処は立っているのだろうと考えます。

 

研究現場をよくわかっていない高校の先生などは、旧帝大なのにとか国立なのになぜとか言うのでしょうが、

入ってきた金が自分に回るかは別問題ですし、研究費として使えるかも別問題です。

研究は国立とか言ってる人は、小泉内閣以前の話です。

 

財政状況が良くないと、経営陣からすれば、

研究という、名誉だけで金にならない分野は、

真っ先に予算削減しますから、

昔は研究力のあった日本医大もいまや、順天堂、東京医大の後塵を拝する状況ですし、

藤田医大は最近よく政府の研究資金を得ていますから、今後伸びてくるでしょう。

今、私立全体で研究といえば、順天堂、慶應、東京医大、早稲田の順ですが、ここに藤田医大が入ってくる可能性はあります。これはTHE世界大学ランキングにあらわれます。THE日本大学ランキングの教育リソースを見るのが一般には手っ取り早いでしょうが。

 

さて、こういう時、もし1回目で落としている東大を、今回は選ぼうとしているなら、こんなに変わったという話がニュース(プロバガンダ)になってもいいはずですし、

文科省の資料でも、そうわかるように書かれているでしょう。

ただ、東大のふんぞりがえっている様子が読み取れる今の状況では、やはり驕れるものは久しからずと言えるでしょう。

東大の動きは、大学院の英語化くらいですかね。

 

東京科学大、名古屋大、京大、阪大の4校は言わずもがな、他にも、東大の研究力を抜かす大学は、20年後あたりに日本で出てくるでしょう。