最近は血液型の説明書が売れているらしい。価値観の多様化した成熟社会では個人のアイデンティティの喪失がここまで深刻になっているというふうに解釈できる。自分のアイデンティティの源泉を、赤血球の細胞膜タンパクの糖鎖の種類に求めてしまうような現代の日本の風潮を、つい数十年前のの実存主義者から見たらどう映るのだろう。(血液型が流行っているのは日本だけらしいけど)
・慶應裏大運動会
さて、そんなことはいいとして、先日はシトロン主催の慶應裏大運動会に参加してきましたー!塾生150+パンダ新世紀+某コーポレーションに、当日シトロンの女子を口説いて加えた夢のコラボチームで出場しました!(院生4名+学部生2名+学籍なし1名+パンダ1匹)。騎馬戦、女尻相撲、ドッチボール、鬼ごっこ、障害物リレー、パンダの着ぐるみ+キャップで圧倒的なプレゼンスを示せました。素晴らしいイベントを作ってくれたシトロンの皆様、ありがとうございました。打ち上げの人数把握ができていないのはそれは学生クオリティ。その後のカラオケでは伝説の若新ワールドが見れました!写真は気が向いたらアップします。
・大手町にて社会起業家を支援するCACというNPOを三菱地所との共催で開かれている、社会起業家講座なるものに参加して来ました。学生は一人だけ、他はメーカーのCSR担当者や、経営者、NPOの理事、大学講師といった多様性溢れる集まりでした。ベインや他の外資系企業の方もかなりいて外資のほうが社会貢献に対する先進的な取り組みが進んでいるなあと感じました。まあ、起業が金儲けとか叩かれたりする一方で、世間よしの社会起業は日本の風土に合っているのかも知れません。2ヶ月のプログラムで、ちょっくら揉まれて来ます。
http://cacnet.org/
・ヴァリューコネクターとは、最近自分の中で勝手に名付けた概念だが、異なる価値観を繋げる人のこと。自分のしっかりとした価値観を持っていて(この前提がとても重要)、自分とは異なる価値観を相互に理解でき、それら多様性を認めた上で、共通の目的目標に向かって、チームを組んで恊働できる能力を持った人たち。相互理解とコラボレーション、ヴァリューコネクター。今これができる人が致命的に欠けていて、これからの社会で決定的に必要とされる能力であることを最近いろいろなことがあって痛感する。これがなかなか出来ない理由はいくつかある。
・既存の延長で物事を捉えてしまう
・既存の成功体験から脱却できない
・既得権益を手放したくない
そういった一つ一つは単純で小さな壁が、無意識に積もり積もって大きな壁を形作っている気がする。その壁はベルリンの壁のような壁ではな目に見えない壁だ。ゼロベースで考えられるかどうか。自分以外の価値観を認められるかどうか。過去の成功体験や自分のしてきた活動に対する思い入れが大きければ大きい程その壁は厚い。その壁をいい意味で壊す人、ウォールクラッシャー。全体を俯瞰して見て、バランスの欠けている所を見つけて、なんとか全体のバランスを保てる人、バランスマネージャー。なんでもいいのでカッコいい名前を付けてください。価値観の総転移。そんな人に私はなりたい。
話は逸れるが、人は社会的動物(ホモポリティカ)であるとアリストテレスは言った。赤血球の細胞膜タンパクの糖鎖の種類とか、自己分析とか、今までのキャリアや資格とか、実は答えは自分の中にあるのではなくて、もしかしたら社会との関係性の中にあるのかも知れない。視点の総転移。そんなことを最近思った。もう秋ですね。季節の変わり目は体調管理にお気を付けて。では。