中国から日本帰国中。
5月最終日に注文していたお酒が届きました♪
コチラの記事でご紹介した石川県輪島市にある【白藤酒造】さんの
感動秘話をお伝えしました。
新年早々の能登半島地震で建物や設備の倒壊被害を受けたことは
インスタで確認してブログでも紹介していました。
中国無錫で石川県出身の呑み友達と知り合い、2017年春節連休に皆で
七尾、輪島、金沢…とドライブ周遊旅行をした際に呑み友M田さんが
急遽連れてってくれた酒蔵見学、それが【白藤酒造】さんでした。
たった一度だけ…だけど、歴史を感じられる酒蔵内を説明を受けながら拝見して、
飲み比べもさせていただき、とっても記憶に残るお酒をいただきました。
買って帰って来たりしたけど、
その後もネットで取り寄せたりして、大好きな【白藤酒造】さんのお酒。
まさか、こんなことになるなんて、、、
歴史ある輪島の建物が倒壊して無惨な姿に…
私が【白藤酒造さん】へ行ったときに撮った写真
この家屋が、一階を押し潰すように倒壊…
インスタで報告されているお写真を見て、言葉を失いました。
令和6年元日に襲った能登半島地震の影響で、酒蔵は大きな被害に見舞われました。
現在も不自由な暮らしやライフラインが整っていない状況ですが、年明け早々にも日本酒の救出に手助けを頂いた酒蔵さんがございます。
他県の蔵元さん達の連携によるもろみやお酒の救出のほか、年明けから仕込む予定だった精米済みの酒米を搬出し、代行醸造をしたのが長野県の湯川酒造店様です。
白菊のお酒を復活させるべく、杜氏との念入りな打ち合わせと試飲、レシピの共有により能登の酒米による日本酒が復活となりました。
令和6年にしか飲むことが出来ない夢のようなお酒です。
白菊のトップ銘柄でもある「純米吟醸」このお酒を本気で醸してくださりました。
チャリティも含まれておりますため、白菊酒造さんの復興に充てられます。
【輪島市 白藤酒造 白藤喜一氏】
湯川酒造店様とは15年来のお付き合いのなか、このようなご支援を賜ることとなりました。
代行醸造に際し、綿密な打合せや弊社の仕込配合の共有、毎日の酒造管理のご連絡も頂きながら行なってきました。
湯川酒造店様まで赴き、留仕込みに参加することが叶いました。
経過も良好、出来上がったお酒は、皆様にもぜひご賞味いただきたい商品です。
チャリティー的な意味合いが強く酒屋さんにとりましても利幅が少ない商品ではありますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
白藤酒造さんと15年ものお付き合いのある長野県にある湯川酒造店さんが
精米済みの酒米を搬出し、醸造を代行して下さって出来上がった【白菊】純米吟醸
の発売が発表されました。
この時点で、同業者による助け合い、なんて素敵な話なんだ〜と
感動し、購入しようとした時にはすでに完売になってしまい…残念‼︎
それから暫く経ち、また嬉しいニュースが♪
まだ下水道のインフラが復旧せずに困っている1月13日…
鈴木酒造店さん(山形県)と高橋庄作酒造店さん(福島県)が
駆け付けてくれて、もろみ約2000リットルを救出・搬出をし、被害が軽微だった
今回こそは!と即ポチしたお酒が5月最終日に届きました♪
初めて利用した石川県のお酒を取り扱うショップ【こんちきたい】さん。
丁寧な梱包ありがとうございます!
奥能登の【白菊】純米吟醸《Rescued》×1本
【輪島物語】純米酒《Rescued》×2本
【高橋庄作酒造】さんが【会津娘】の蔵元さんだと後で知り…ビックリ‼︎
何度か呑んでます!それも中国無錫で…
【鈴木酒造店】さんも、山形県と紹介されていたけど、、、
HPを拝見すると、元々は福島県双葉郡浪江町にあった蔵元さんで、
東日本大地震で被災されて、全建屋流失、一時警戒区域に指定されて、休業を余儀なくされ
山形県長井市に拠点を変えておられることを知りました。
自らの被災経験もあって、居ても立っても居られなかったんでしょうね。
最初はサラッと読み流した文章の中に、もっと深い物語があったと気付いて
また感動したわ〜
酒造りに携わる方々の助け合いに感動し手に入れたお酒が
より一層旨く感じるであろうと期待して…
それを口にする自分もレスキューに参加出来た気がした
ただの日本酒好きの呑兵衛R-pandaでした。