新NISAから投資を始めた人は、今の日経平均株価はやきもきしているのではないでしょうか。




まぁ欧米の日本株ブームが終焉に向かいだし、中国人投資家は中国株の行く末が気になって日本株を買っていられません。


というわけで、今年また四万円超えで安定したらラッキー程度に思うしかないでしょう。




ところで、NISAから投資を始める人はやはり何を買うかで悩むと思います。


殆どの人は余裕資金と言っても、いきなり売買代金日本一のレーザーテックを買うぜ!とはならないでしょう。

(なお、NISAではレーザーテックの株は買えません)




日本株、外国株、投資信託と色々と候補があり、更にその中でも無数の選択があります。


では各々のメリットはどうでしょう。




まず、日本株は一番買いやすいです。


株価を無視すれば、成長投資枠で買えますし、手数料も安いです。


また、身近で知っている企業もあり、ファン株主にもなりやすいです。


日本企業は配当や株主優待もあったりするのが多いので、NISAで株主優待狙いを買ってはいけませんが、配当狙いで買うのも選択肢の一つでしょう。



但し気を付けてほしいのが、高配当マイナー株は結構ハイリスクです。


自分も昔は利回り5%超えを狙って買いましたが、株価は5年で10%しか上がりませんでした。


仮に10万円で購入したとすれば、配当5000円×5年と売却益1万円の3.5万円です。


利回り2%で、5年で株価が50%上がった有名大企業もあります。


こちらだと5年で6万円の利益になりますから、高配当だからとすぐに飛びつくのは避けたほうがいいです。


必ず自分の中の決めたルールで買いましょう。




外国株はNISAで買えるのは米国株だけです。


外国株の最大のデメリットは為替リスクです。


今は円安基調で、1年で20円以上円安になったりするから、ほぼ確実に為替で利益が出ますが、逆に言えば今がピークで円高になると、厳しいです。


特に為替は年間変動としては±10円は普通なので、1年で10%の含み損もあり得ます。


今より円安になる、今より円高にならないと言えるならぜひ買うべきです。


米国株は購入したその日に買えないことが多いです。


注文可能時間が日本時間で、取引時間が米国の昼間だからです。


米国が祝日ならば更に伸びます。



とはいえ、株価が上がりやすい企業が多いのも事実で、GAFAM+Nはもはや圧倒的な世界王者です。


これらと日本企業で比較したら、小学生の野球チームとイチロー並の差があります。


例えばNVIDIAは次の最新チップの開発予算が、1000億円超えです。


たった1製品の開発にかける金額が桁違いです。


しかもそれが今世界最新で、誰も追いつけていないNVIDIAのチップより30倍早くなりますとかいうレベルです。


なお、このチップ一つで、セダンタイプのレクサスより高いお値段です。



ただ、期待値が高いので下落も大きかったりと難しいところです。


とはいえ、NVIDIAの技術の高さはレーザーテックとかみたいに業界無二な気がしますね。



米国株は株主優待があっても貰えませんし、配当金がない企業も多いです。


グーグルは最近になって、儲けすぎて金の使い道に困ったのか、配当を出しました。


このように配当で株主に還元するよりも、自社の研究開発や設備投資に金を使って、企業価値を高めるほうが、株主の資産価値上がるよねという考えが多いです。


なお、新NISAは非課税枠ですが、米国による課税はかかりますし、米ドルを円に換金した為替差益は課税対象です。




積み立て投資枠は投資信託を買うしかなく、素人はインデックス投資を選ぶのが無難でしょう。


インデックス投資というのは、各国の代表指数連動型で、日本ならば日経平均株価やTOPIX連動といった形です。


投資信託もまた海外の投資なら為替リスクがありますが、投資信託は海外のインデックス投資一択です。


オルカンを代表に、全世界株式に投資する投資信託が人気のようです。


自分も全世界なんて分散投資になるし、良くない?と思いました。


今もオルカンを5万円ほど保有していますし、オルカンは優秀な成績を上げています。



しかしながら、その中身は60%以上が米国株式です。


更に言うと、成長力低い日本とかも含まれています。


更に言うと、米国市場が崩れれば、世界の主要市場は崩れます。


リーマンショックがいいところです。


このように全世界で買っても米国だけで買っても同じなので、それならばS&P500やNASDAQ連動の投資信託のほうがより高成績です。



または途上国投資ですね。


こちらは政治リスクが大きいですが、最近はアメリカやフランスも政治リスクが拡大していますから、何とも言えません。



成長投資枠でも日本株関連の投資信託を買うならば、それは今がピークで来年から大きく円高になると断言できる人くらいではないでしょうか。


はっきり言って、日本人だから日本株買っているけど、もし米国人だったら米国株しか買う気にならないです。


むしろ円安化でも日本に投資した海外投資家が凄いです。