国際結婚した人の動画を見ていると、殆どの人が最近の物価高について話してくれています。




おかげでEUの物価事情がよくわかったので、日本と比べてどれくらい凄いのかを話したいと思います。




EUといっても、国によって生活水準、給与水準が異なるので、平均年収が日本の倍ある国の事情にします。


なお、年収出会って手取りではありません。


給料から引かれるものが日本と異なるので、手取りにするとわかりにくいので。




まず家賃ですが、夫婦子供一人で住んでいる一軒家の家賃が月18万円です。


家賃は高いですね。


これはここ一年の急激な利上げによるもので、家賃の値上げが一年で二度も行われたそうです。


これが地方都市の郊外の物件なので、家賃は倍以上違うと思います。




お次は電気代、ガス代。


こちらは月による変動が大きいですが、電気代は8~9万円です。


日本のファミリー世帯の電気代が分かりませんが、ひとり暮らしの三倍と見積もっても高いです。


しかもこの他に節電要請が出ています。


電気代高騰ではなく、発電用燃料不足によるものによってです。


この国はクリーンエネルギー先進国に電気を売っているけれど、そちらは減らさずに国内だけ節電しているそうです。


ちなみにガソリン代はリッター250円なので、補助金がなくった日本よりも高いです。


でも、給料が倍違うことを考えるとガソリン代は安いかな。




食費は外食抜きで、7~8万円です。


高額な日本の調味料を購入していることを考えると、むしろ食費は安いのでは?


小麦が主食なのに小麦の値上げが凄いらしくて、日本の米じゃなければ米を食べたほうが安くなるとか。


子供用のお菓子は日本が安すぎて利益出るのが不思議なレベルみたいで、この国では子供用のお菓子も数百円相当が普通ですね。


駄菓子の小さい袋のはなくて、大容量パックで買って、一食あたりこのくらいと、子供用のお菓子は5倍くらいの価格差があります。



ちなみに外食はランチで2000円以上するので、日本の倍以上です。


ラーメン味玉付きが2000円というのも、向こうとしては高い水準ではないみたい。


寿司は高い。


スーパーで売っている自国アレンジされた寿司2人前で5000円です。


魚一つも入ってない寿司だから、日本の感覚なら助六寿司が2人前で5000円ということかな。


寿司だけハイパーインフレしていますね。


日本式の回らない寿司屋が一人前8000円がリーズナブルに見えてきます。


ちなみに中華料理屋で中華料理ディナーしたら、一人4000円だったそうです。


外食はかなり高いです。


それなのに日曜定休日+営業時間は19時まで。


これはスーパーも同じで、首都ならば20時までやっているらしく、日本とは営業の基準が全く異なります。




全体的には確かに日本より物価高ですが、基準となる平均年収が日本の倍ということを考えると、日本よりはお金に余裕があるように見えます。


幼稚園、保育園は全額無料だし。

(但しランチ代は一日700円)




EUはイギリスやアメリカと比べると、インフレは控え目に見えます。


とはいえ、EUでも西欧しか見ていないので、ロシアによる戦争でより深刻な東欧となると、また事情が異なるでしょう。


移民急増による影響も英語話せるけど、自国語話せないのでは、就活に難ありで、低所得な仕事以外は移民の影響はほぼなしみたいです。


とはいえ、低所得しか仕事がないとなると、治安悪化にはなりますね。



長らくデフレで、デフレ当たり前の思考に陥っている日本は、インフレになってもより物価が上がっている国よりも苦しいようです。



先日、コストコが時給1500円ということで、そんなんでは太刀打ちできないみたいなニュースがありました。


コストコは日本全国どこでも同じ時給なので確かに強敵ですが、そもそも日本人が値上げに否定的すぎるし、合理化をしなさすぎています。


値上げをさせない問屋や小売に対しては暴露して、ネットでそいつらが炎上してもおかしくないくらい値上げを受け入れないと、そもそも給料を上げる原資が手に入りません。


最低賃金を時給1000円にできない、でも値上げもできないというのは貧困層による貧困層の為の企業になっているように思えます。


地方でも最低賃金時給1000円にして、その代わりに値上げを受け入れる時代だとは思いますね。


国も所得税や中小企業の法人税が上がらないから、じゃあ他を増税したり控除廃止したり、社会保険料値上げして、収入を増やしていっている気もします。


外国人労働者受け入れようにも、日本って給料水準高くないから、将来的には目減りしていくと思います。


今はまだアジアから出稼ぎに来てくれていますが、外国語覚えて働くというなら、すでに中国や台湾のほうが魅力的です。


まして、中国元や台湾ドルと比較したら円はやっすいですしね。