欧州は環境への意識が高く、現実離れした理想を普通に掲げるくらいです。




自動車産業ではEV!EV!と叫ばれ、高燃費でトータルでは今のEVよりも環境負荷が低いHEVですら、ガソリン使っているから販売禁止にしようとなるほどです。



まぁ、ロシアによる戦争勃発で、電力不足や燃料不足になった途端に、過激な環境活動家が活発化するくらいEV一辺倒や環境負荷ゼロを目指すという理想は尻すぼみしました。


芸術品を破壊して注目されても、環境活動家にはネガティブになるだけで、環境活動は活性化しないと思うんだよなぁ。


むしろ芸術品の修復で無駄な環境負荷が起きるんですが、欧州の環境活動家はデータより感情を優先する人が少なくないそうなので、理解してもらうのは困難だそうです。




発電ではクリーンエネルギーが各国で推進されており、クリーンエネルギー自給率が日本より高い国がいくつもあります。


例えばドイツは原発0で、火力発電も日本の火力よりも発電効率が悪いからか、クリーンエネルギー自給率は40%を超えています。


あ、隣国からの輸入電力の発電方法に関しては除外しております。



日本の大企業も株主からもっと環境対策しろと株主提案されては否決されている昨今であり?都知事が都民全員ソーラーパネルつけろやーと、暴走するくらい環境意識が高まっています。


ならまずは都の施設全てにソーラーパネルつけろやー。



九州はソーラーパネル普及率が日本平均より高いみたいで、九州電力が買い取る量が多過ぎて買い取り価格が下落するくらい発電に関しての環境意識が高いです。


そんなにクリーンエネルギーたくさんあるならJR九州は原発稼働しなくていいじゃんと言われますが、ソーラーパネルって晴れの昼間しか発電出来ないんですよ。


各家庭でバッテリーも用意して自家発電自家消費ならいいのですが、九州電力が夜間の必要電力を補うくらいのバッテリーを所有するとなると、電気代が上がっちゃいます。




日本もドイツ並のクリーンエネルギー自給率にすることは、現実的には可能です。



やり方としては、まず電気代をドイツ並みに値上げします。


ロシアの戦争開始前で日本の3倍、今はそれ以上ですので、日本国民には今以上の電力高騰を受けてもらい、身を持って節電意識や自家発電意識を高めてもらいます。


各電力会社は大幅な値上げによって得た資金で、大規模なクリーンエネルギー発電所を設立します。


欧州のような遠浅の沿岸が少ないので、洋上風量発電で欧州並の巨大な発電機にすると、沿岸養殖や沿岸住民に影響が出るかもしれませんが、環境の為なら我慢です。


欧州でも騒音郊外で訴訟になりましたが、それくらい我慢せいという結果になっていたりします。


流石に海の生態系に影響及ぼすくらいなら別ですが、欧州理論なら風力発電の騒音は我慢しなさいレベルみたいです。


また日本は台風が来るので、台風対策されている発電機となり、これもまた大型化を妨げます。


となると数が必要になり、沿岸部の場所と騒音影響が広がります。




欧州と比べて平原が少ない日本ですので、ソーラーパネルを敷き詰めるとなると、森林伐採が必要になります。


発電の為の環境破壊がどこまで許されるかはわかりませんが、日本には適していないので、やるならば地熱発電でしょう。


日本各地には温泉地があり、今も本当に温泉が湧き出ているならば、そこは地熱発電が出来るということになります。


厳選かけ流しでも汲み上げたときは熱すぎるので、地熱発電で冷却し、人が入れる温度になったら温泉施設に供給する仕組みにすれば、既得権益者も納得してもらえそうです。


各地の温泉地には廃墟になった宿泊施設があり、それらをまとめて解体すれば、地熱発電所を建設できる用地の確保が出来るでしょう。


電気代値上げした資金があるので、補助金注ぎ込まなくても作れますしね。



ソーラーパネルの設置は自治体が保有する施設から設置していくべきでしょう。


高騰した電気代抑制の為に自家発電自家消費は急務であり、市民の税金を無駄遣いしない為には、夜間は電力消費の少ない公的施設に設置すればバッテリーなしでも9割くらいは自家発電で補えるかもしれません。



ただ電気代が高騰したので、EVは全く売れなくなりますね。


まぁそこはガソリン車にノルウェーくらいの重課税をかけ、EVを半額以下になるくらいの補助金かけるしかないのかな。




そういえばこのノルウェー。


世界でもトップとなるEV先進国です。


なんたって2025年にガソリン車の新車販売が禁止になるということで、世界のどこよりも早くガソリン車が廃止になります。


それに合わせて急速にガソリンスタンドがなくなっている為、販売禁止前に買うしかねーとガソリン車買っても、ガソリンスタンドが自宅から50km先にしかない!なんてことになるから、EVを買うしかないとなっているようです。


実際、ノルウェーの都市では大気中の窒素酸化物が減っていて空気はキレイになってきており、また自動車起因の騒音は実感できるくらいに減っています。



ノルウェーはEV先進国なので、EVの台数に対する街の急速充電器の数も世界一!


日本はまだまだEVも急速充電器も普及していませんが、ノルウェーを参考にすることで、今後のEV普及への施策を立てられますね。


ちなみに世界一普及しているノルウェーでも急速充電器は未だに不足しており、充電まち渋滞が起きるそうです。


全家庭にないとだめなのかな。



ノルウェーは発電についてはほぼ水力発電なので、とっても環境意識も高いですね。


EVが普及して電力が不足する?


安心してください。


火力発電所でガンガン発電している国から電力を輸入しているので、不足の心配はありません。


まぁロシアによる戦争のせいで、火力発電の電気代が高騰して、国内発電はほぼ水力発電なのに家庭の電気代は10万円超えます。


ちなみに電気の輸入を止めると、EV関連に必要な電力相当分丸っと不足しますので、輸入止めて電気代を下げることが出来ません。



ノルウェーは環境先進国、EV先進国ですが、他国が大量のCO2を排出して作った電気を輸入することで成り立っています。


電気を輸入することも出来ないし、ドイツやノルウェー並の電気代にすることは許されないであろう日本で、本当にEVの大規模普及や火力発電所ゼロは出来るんですかね?