12月2日(火)の反省会 | もしかしなくても株中毒?

12月2日(火)の反省会

12月2日(火)の取引は以下のとおり


住友金属鉱山(売) 903→870 +56万1000円 【前日から持ち越し】

みずほFG(売) 233800→231994円 +9万0300円

任天堂(買) 28990→28800 -1万9000円

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計:+63万2300円


1日で60万ですから、一見立派な結果のように見えます。

まぁ、結果だけ見れば十分なのかもしれません。


でもねぇ・・・・・・

住友金属鉱山を買い戻したのは870円

始値は836円、終値は808円

もし、始値で買い戻していれば、さらに+57万8000円

終値で買い戻していれば、+105万4000円

さらに引け後には、自社株買い終了のIRまで出てました

ちなみに、870円というのは高値から-2円のほぼ天井

今日の買い戻しのタイミングとしては最悪。

せめて、再度売り直せば良いものの、他の銘柄に手を出しているうちにタイミングを逃してしまいました。


ホント今日は自分の下手さ加減に嫌気がさします。

あまり自分の事を下手だのバカだのハゲだの足が臭いだの言いたくはないですが、これだけ機会損失が大きければ罵詈雑言の一つも言いたくなります。

というわけで一人反省会を開催です。


実は、持ち越しでギャップは取れたものの、その後の利益確定で失敗したケースは今回だけではないのです。

例えば、11月12日のソフトバンクでは、始値での利益確定と実際の損切りとの差は300万にもなります。

うすうす自分でも、何かおかしいと感じていたので、過去の自分の取引を見直してみました。


2008年1月~6月の持ち越し成績

12勝12敗3分(勝率46.2%)

利益額:282万5000円(平均23万5417円)

損失額:-475万円(平均-39万5833円)


2008年7月~12月の持ち越し成績(12月2日現在)

16勝3敗1分(勝率80.0%)

利益額:630万5000円(平均39万4063円)

損失額:-217万円(平均-72万3333円)


今日時点で2008年は227営業日

持ち越した銘柄はのべ47。

複数の銘柄を持ち越しした時もあるので、実際には44日持ち越しをしています。

まぁ、上半期の成績は普通。

負け額が大きいのが気になりますが、これは年初に100万クラスの大きな負けを食らった影響が大きいです。

その後は徐々に勝率も上がってきたのですが、持ち越す際のロットを大きく下げていたため、金額的には負け越しになってしまいました。


下半期の方ですが、これは我ながらかなりの高勝率。

というか、自分でもこれほど勝っているとは思いませんでした。

負けの平均が大きいですが、リーマンショック時に三菱UFJを買いで持ち越して-180万となったのが大きく響いてます。

でも、大きく負けたのはそれくらいです。


と、まぁ、これだけ見ると、最近の私の持ち越しの成績は悪くないわけです。

でも、個人的な印象としては、すっきり勝った記憶があまりない。

なぜかというと、持ち越し後の利益確定に失敗した記憶がありすぎるから。


というわけで、もし持ち越した銘柄を始値で利益確定していれば、という視点で分析をしてみました。


【始値で利益した場合と、実際の利益確定との比較】

2008年1月~6月

10勝12敗1分(勝率43.5%)

利益額:328万7000円(平均32万8700円)

損失額:-433万9000円(平均-36万1583円)


2008年7月~12月(12月2日現在)

2勝11敗5分(勝率11.1%)

利益額:17万8000円(平均8万9000円)

損失額:-512万1100円(平均-46万5555円)


・・・・・・・2勝11敗5分

ありえねぇ数字だガクリ

まさか、ここまで駄目だったとは。。。。

自分でもまずいまずいとは思ってたんですが、数字ではっきり見えるとちょっとびっくりです。

とりあえず、今年の不調の原因の一つがはっきりしたのは良いことかもしれません。

もっとも、原因がわかっても改善できるかどうかは別ですが(笑)


結局は、中途半端に利益を伸ばそうと損益確定を遅らせた結果、かえって逆方向に株価が動いてしまい、最後は大きく利益を減らすことになってという事です。

なぜ、こんな行動パターンを取ってしまったのかですが、おそらくいくつかの失敗経験が強く印象に残ってしまったせいかと思われます。

心理学用語でいうところの、いわゆるアンカリングですね。


自分の中で、始値で損益を確定して失敗したケースが強く印象に残りすぎたため、それが認知バイアスとなって損益確定を遅らせていたような気がします。

例えば、リーマンショックの時に寄付きで損切りしたのですが、寄り付きこそはS安近辺まで売られたものの、その後はほぼ寄り底となり結果的には大きくリバウンドして終わっています。

しかも、その翌日もギャップアップで始まって上昇し、結局リーマンショックのギャップダウンで開けた窓を埋めてしまいました(もっとも、窓埋め後は再度下落してしまいましたが)

もし、この時の三菱UFJ20000株を、窓埋めの時点まで我慢してもっていれば+124万円になったはずです。

次に10月29日の寄付きS高27600円で利益確定した任天堂ですが、その翌日もS高30600円まで上昇。

結果的には、4営業日後の11月5日に高値36400円まで上昇することになります。

この時、任天堂は600株保有していたので、翌日のS高で+180万円。

もし、11月5日の高値で売れたなら+528万円となるはずでした。

実際には、高値ちょうどで売れることなどないでしょうが、もう少し我慢していただけで、大きく利益を伸ばせたのは確かでした。

まぁ、この手の失敗は、他にも挙げればきりがないくらいありますが、そういう経験が蓄積されていくうちに、損益確定のタイミングがずれていたのかなぁ、とは思います。


もっとも、こういう文章を読むと、損切りや利益確定なんて、ポイントポイントで機械的に行うもんなんだから、そういう精神面での影響は関係ないだろ、という方もいるかもしれません。

実際、私も損益確定のポイントは、いちおうは決めています。

ただ、昔は、寄付き近辺で一度確定をして心をリセットし、その後改めて、再エントリーのタイミングを探す事が多かった気がします。

しかし、最近の場合は、確定するのは、前日終値までもどしたら、ギャップを埋めたら、抵抗線や支持線にタッチしたら、などなどの理由をつけて、ぎりぎりまで確定を伸ばす事が増えていました。

しかも、仕事でザラ場が見れない時などに、いきなりの急騰、急落で確定のタイミングを逃してしまい、大きな機会損失を被ることが何度もありました。


こういう自問自答の反省文は、本来人様に読んでもらうために書くべきのブログに書くべきではないのかもしれませんが、自分の失敗の歴史として残しておこうと思い、長文をだらだら書いてしまいました。

まぁ、しょせんはチラシ裏程度のブログなので、こういうのも有りかと自分を甘やかしております。


上手くなりたいねぇ、といつも思ってるのですが、なかなか難しいですね。

ただ、まぁ、上手くなれるような方向に努力はしていこうと思ってます。

前に向いて歩いてるのか、後ろに向いて歩いてるのかわからん時はありますが、まぁ、それも含めて経験だとポジティブに考えようかと思います。