山陽須磨を出発した普通電車の姫路ゆきは、阪神特急が折り返す須磨浦公園と、JRにも駅がある塩屋と停まって、滝の茶屋に到着します
この駅は、須磨から引き続き国道2号線と複々線のJR線と並走していまますが、一番海側の国道の一段上にJRの普通と快速が走る電車線の複線と、その一段上にJR西日本ご自慢の新快速や特急、そして貨物列車が走る列車線、さらに一段上に山陽電車の複線ががあり、国道と計3組の複線線路が雛壇のように段々になっており、山陽線の線路が一番高くなっています
ということで、国道やJR線よりも高台を走る山陽電車のホームからの眺めは絶景です
そして、南西方向には明石海峡大橋がも見えます
ここでは、海を見ながらトレインビューも楽しめます
まずは電車線を走る姫路方面へ向かう快速電車
そして、列車線を走る恐らく九州方面へ行く貨物列車
あと、屋根しか見えませんが、京都方面へ疾走する新快速電車
さらに、振り返ると、山陽姫路へ向かう阪神車の直通特急
この駅では、直通特急同士がすれ違うダイヤになっているようで、姫路ゆきが行った後すぐに山陽車の阪神大阪梅田ゆきも通過します
さて、ここままずっと眺めていたいのもやまやまなんですが、そうも言ってられないので、名残惜しいのですが改札の外に出ます
この駅は北側にのみ出られて、南側へは出られません
駅を出て、線路沿いを西へ向かって歩いてみます
この辺りは静かな住宅街で、さらに北側は高級住宅地になっていて、そこを宅地開発した人の名前をとって『ジェームス山』と呼ばれています
しかし、はるばるここまでやって来た甲斐がありました
うちの近所に走っている近鉄は伊勢志摩へ行く路線なので、ずっと海が見えるところを走っているイメージがありますが、海が見える区間は意外と少なく、見えるのは鳥羽の手前と志摩線の一部区間でチラッと見えるだけで、ここのようにはいきません
ちなみに、終点の賢島は本当に『島』なので、島へ渡る2本の道路を封鎖すればシャットアウトできるので、5年前の先進国首脳会議(G7サミット)の会場に選ばれたのだと思います
その賢島へ着く手前でも英虞湾がチラッと見えます
近鉄は観光特急『しまかぜ』を走らせていますが、阪神線を介してここまで走らせても面白いと思います
ただし、そのまま乗り入れると自慢のラウンジは山側に向いてしまうので、編成ごと向きを変えないと行けませんが
つづく