いがぐりこです。

 

先日、知人からこんなご本をいただきました。

 

 

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うちの嫁は児童虐待サバイバー: 彼女の生きてきた壮絶な16年間を見てほしい 

フリーダム嫁の旦那 (著), フリーダム嫁 (著)

小学館

 

 

 

 

「フリーダム嫁」さんが受けてきた

 

10年にわたる児童虐待の真実を、

 

旦那さんである「フリーダム嫁の旦那」さんが描ききったという、

 

児童虐待の実録漫画です。

 

 

ブログで大反響を博したそうで

 

Twitterでもかなり話題になっていました。(すげぇバズってた)

 

 

 

「フリーダム嫁」さんの

 

凄惨すぎる虐待と後遺症を乗り越えて幸せをつかむまでが、

 

旦那さんの目線(←なのかな?)で

 

漫画とインタビュー記事になっています。

 

 

 

 

ブログ連載時には

 

「表現がきつすぎるため」自主規制していた、

 

というエピソードも

 

書き下ろしで複数追加されているということで、

 

 

これが事実だと思うと

 

あまりに凄惨なエピソードの数々に、

 

私は読んでいて胸が苦しくなるページがいくつかありました。

 

 

 

わたしは個人的な立場で

 

自分を「フリーダム嫁」さんや

 

「フリーダム嫁の旦那」さんに投影したり、

 

 

あるいは

 

カウンセラー目線で、

 

これを描いた「フリーダム嫁の旦那」さんと

 

「フリーダム嫁」さんとの「関係性」のことを想うと、

 

胸がぎゅーとなったり。

 

 

 

いろんな意味で

 

とても考えさせらたご本でした。

 

 

 

 

漫画の中で

 

「フリーダム嫁」さんは

 

「フリーダム嫁の旦那」さんという

 

良き理解者と出会うことで救われた、

 

という締めくくりになっています。

 

 

 

 

このブログ記事は

 

いただいたご本の感想記事にしたいので、

 

ここで私見を深く述べることは

 

差し控えたいのですが、

 

 

わたしは、

 

虐待は「関係依存」の問題と切っても切れない関係性にあり、

 

「生きるよすが」として、

 

ある種の「依存状態」が虐待に関わる人全てに

 

ネガティブに作用した結果であると考えています。

 

 

 

本来、誰だって

 

虐待なんてされたくないし、

 

同時に、虐待なんてしたくないはずなのです。

 

 

 

 

壮絶な虐待を受けた「フリーダム嫁」さんは、

 

「フリーダム嫁の旦那」さんからの『愛』という

 

社会的、文化的にも認められた依存の対象を、

 

(おそらく)幸運にも見つけられました。

 

 

 

中には、

 

健康や社会的生活を蝕むものを依存先にして

 

それなしでは、身体的、精神的に耐えられなくなり

 

生きていく力が極端に低下することで

 

生命に害を及ぼすことになる人もいるでしょう。

 

 

 

どちらにしても、

 

それなしでは生きていけないという状態は、苦しいものです。

 

 

 

「自分を苦しめることになっても、(お互いに)それを手放せなくなっている」

 

「それなしでは生きていけない」

 

「社会生活を蝕んでいる」

 

という状態の人たちが

 

少しでも救われますように。

 

 

そして、児童虐待が減りますように。

 

 

そう切に願ってやみません。

 

 

 

 

作者さまの渾身の作品をご紹介いただき、

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

「フリーダム嫁の旦那」さんのブログでは

 

その後の裏話なども読むことができます。

 

かわいいイラストにほのぼの。

 

もしかしたら、心の痛みに触れる方もいるかもしれませんが

 

興味のある方は、ぜひ見てみてください。

 

わたしは、好きです。

 

 

フリーダム嫁の観察記録!

http://www.freedomyome.xyz/